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税金を払いたい人だけが払えば良いというシステムの妄想国家。

 

たとえば、ある条例にしたって、 設備にしたって

成立して欲しいという人、支払いたい人だけが割り勘でお金を支払い、

 

「金額が足りなければ廃案」

 

ってやると、どうなるのでしょうか。

 

お金が足りなかったのなら、それは

国民がお金を払ってまで

成立させたかったものではないのかもしれません


もしも、全ての税金を

各設備、各案ごとに徴収し、

 

「支払いたい人だけが支払う」

「金額が足りなければ廃案」

 

という、システムを作った場合、

それはどんな国になるのか想像してみました。

 

10人の良識のある方が一緒に住んでいたとします。

で、10人みんなで話し合い、

全員がエアコンを欲しいと意見が一致したとします。

10人みんなでお金を少しずつ出し合い、

エアコンを買いました。

 

10人はそれぞれ、

お金を少しずつ支払いましたが、

手に入ったエアコンには満足しました。

 

これは税金と同じようなシステムだと思ったのです。

もし、10人の中の1人(仮にAさん)が

 

A「エアコンいらない」

A「そんなものにはお金を出したくない」

 

といえば、エアコンは買わないか、

あるいは、欲しい9人だけがお金を出してエアコンを買い、

その9人も別にお金を出さなかったAさんを追い出すわけでもなく

一緒の空間にいるのだから、

Aさんもエアコンを使ってもいいよというかもしれません。

 

「あくまで9人は自分達が欲しかったからお金を出した」

 

だけであり、
手に入った物の使用料を求めることもないかもしれません。

 

というのも、9人は知っているのです。

今回はたまたまAさんがそうだったけれど、

次にみんなで買うものは

自分はいらないものかもしれない、けれど、

みんなは欲しいというかもしれない。

自分はお金を出したくないなあって思うかもしれない。

 

あるいは、今回お金を出さなかったAさんも

エアコンがあると

実は快適であると気づき、

後からお金を支払うと言い出すかもしれません。

Aさんだって、なにも9人を利用して生きていたいわけではなく、

全員が楽しく、幸福であれば良いと思うのです。

 

ある時は誰かが外出した時に

残りの9人にお土産を買ってくるかもしれません。

自分のサイフからお金は出ますが

それで残りの9人が喜んでくれるなら

お土産を買ってよかったと思うこともあるかもしれません。

 

これはこの10人のお話ですが、

ただ、もしかしたら、別の10人では

 

「お金を払ってないやつがエアコンを使うのはズルい!」

 

という人もおられるかもしれません。

 

あるいは、10人ではなく、

もし100人で生きているならば

1人がお金を出したくないといっても

強制的にお金を搾取してエアコンをつけるかもしれません。

多数決で決まったとかなんとか。

100人もいたら、それぞれが全員と

仲良しというわけではないかもしれないです。

 

 

少し前の記事に書いたけど、

りりあは

例えば「東京都青少年育成条例」の

漫画にHなシーンがないかとか、

暴力とか窃盗、敵討ち、強姦を賛美するシーンがないかとかを

役員がたっかいお給料もらって監査するという、

くだらないどころか、

害悪でしかないことにお金を取られたくもないのです。

 

職業上、先人の漫画家さんや読者には

良い環境であって欲しいと願っております。

先人にあたる漫画家さんや編集者さん、あるいは

マンガを楽しみにしている読者が

辛い立場に追いやられ、

なおかつマンガを規制するために税金を使うというのは

とても気分のよくないものなのです。

 

わざわざ、お金を支払って

得にならないどころか、

マイナスになることに使われるというのが悲しいです。

 

たとえば、その条例にしたって、

他の条例にしたって、

成立して欲しいという人、支払いたい人だけが

割り勘でお金を支払い、

 

「金額が足りなければ廃案」

 

ってやると、また結果は変わってくるのかもしれません。

お金が足りなかったのなら、それは

国民がお金を払ってまで

成立させたかったものではないということでしょう。


もしも、全ての税金を

各設備、各案ごとに徴収し、

 

「支払いたい人だけが支払う」

「金額が足りなければ廃案」

 

という、システムを作った場合、

それはどんな国になるのか想像してみました。

 

国民が10人しかおらず、

また、リーダーは残りの9人のことを考え、

9人もリーダーや互いを信頼している国家でなら

機能するかもしれません。

 

11人ならどうでしょう。

12人ならどうでしょう。

 

100人なら。

100000000人なら。

 

いつかの記事にも書いたけど、

1億人、あるいは地球上全ての生命に

愛と信頼を持ち合わせているわけではないから

搾取も生まれるのでしょう。

 

搾取という意味も広い意味でみれば、

人は他の生命(動物や植物)を食べなければ生きていけません。

友達である牛の肉は食べないかもしれませんが、

人は生きるためには

生命を犠牲にし、食していかなければなりません。

 

人は人の肉は食べなくても

ただ金銭や男女間として「食い物」にされる人もいれば、

する人もいるのでしょう。

 

いろいろかんがえていました。

おわり。

(4011.01.25)

 

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