『--stay with me?--』
第1幕
「かず兄、こんにちは〜」
部屋に入るなり、明るく出迎える優美の声。
「ありゃ、良樹は?」
「良樹ももうすぐ来るはずだけど」
優美と、良樹。この二人は双子の姉弟なので、外見は似た感じ。最初のうちは、どっちがどっちなんて分かってなかったし。
休みの間のアルバイトで、この二人の家庭教師をすることになったんだけど、ただこの二人は頭が良くて別に家庭教師なんていらないんじゃないかと思っていたりする。
どうも二人の両親にとっては、勉強を教えると言うよりは、話し相手になって欲しいらしい。まあ、それはそれで、こっちとしても楽だしなぁ。
「いつもそろってお出迎えなのに、なんかあったのか?」
「別に〜。ちょっと、サービスしているだけ」
「サービス?」
「そ、サービス」
そういって、ニコッと笑う優美。…なんか企んでいるのか?
「こ、こんにちは…」
遅れてやってきた良樹の声で振り返ってみると、そこには体操服・ブルマ姿の良樹が…。
「は、はい?」
裏返った声でそう返事はしたが、後が続かず口をぱくぱくさせている俺を見て、大笑いしている優美の隣に、おずおずと良樹が座る。
改めてみると、この二人、ほんとよく似ているよな〜。…つーか、良樹のその姿も違和感ないし。
上から下へ、品定めするような俺の視線に気がついて、顔を赤く染める良樹。…ますます、いい感じですよ。…理性がいつまで持つかどうか、だな。
「やっぱ、やめようよ、お姉ちゃん」
「何言っているの、良樹。今日は、かず兄にサービスするんでしょ」
「なあ、なんで俺にサービスするんだ?」
「だってこの前、誕生日の時だけど、あたしと良樹にプレゼントくれたでしょ。だから、そのお返し」
「僕は、もっと他のものにしたかったんだけど…。お姉ちゃんが、この方が絶対いいって言うから、その…」
確かに、優美の言うとおり、いいよな〜、うんうん。
「いやはや、よく似合っているよ」
「はうー」
このお返し(?)をありがたく受け取って、いつも通り家庭教師の仕事をする。
…始まってから、約1時間ぐらい。なんか、良樹の様子が変だ。何かを我慢しているみたいだが…。
「お、お姉ちゃん、やっぱりやだよぅ」
そういって立ち上がろうとする良樹の腕をつかむ優美。
「だーめ、ちゃんとそこまでサービスしないと」
思わず、突っ込んでしまう。
「まだ、あるんかい!? そこまでする必要もないんだけどなぁ…」
「かず兄、遠慮しなくてもいいって。たぶん、もうそろそろだし」
「なんだ、その『そろそろ』って?」
そう疑問に思っていると、腕を捕まれ中腰のままの良樹から、唐突に「ぶぴゅっ」と湿った音が聞こえた。
「あっ、効いてきた、効いてきた。ここで、やっちゃえ!」
笑みを浮かべながらそういう優美。その彼女の言葉が最終宣告になったらしく、
「も、もう、だめー」
そう良樹が言ったとたん、さらに続く「ぶじゅじゅっ」と大きな湿った音。そして、良樹のお尻から足を伝って流れる、茶色の水。…そして、遅れて届いた匂い。
「はぁぁ…」
言葉が出ない。目の前で、姉に命令され体操服・ブルマ姿の良樹が、お漏らししてる…。
良樹は、たまっていたものを全てはき出すかのように、排泄を続けている。ブルマは、彼が生み出した排泄物の重みで、モコモコと大きく膨らんでいる。
こんなの、ずっと見続けていいものじゃない。たしかに、こういう状況だったら、恥ずかしくて死んじゃいそうだ。
だけど…。
顔は真っ赤だが、表情は決していやがっているように見えない、むしろ快楽を味わっている良樹を見てて、俺も興奮してしまう。
なぜか、そうしなきゃいけいけないような気もしてて…。
「はぁん」
ひときわ大きい排泄音がして、良樹がそう喘いだ後、糸が切れた操り人形みたいに倒れ込む。慌てて、優美が良樹の身体を支える。
「おっとっと…。ふう、良樹ったら、いっちゃって気を失うなんて」
「えっと、その…、これが『サービス』ってやつ?」
「そうそう、サービスサービス。…かず兄も、よかったでしょ?」
ニコッと笑う優美。なんというか、かなわないと思う。
「見抜かれているな、こりゃ…」
「えへへ。でも、かず兄がこんなに早く『順応』してくれるなんて、思っていなかったけれどね」
支えた良樹の頭をなでながら、優美が続ける。
「さてさて。まだまだ、これからがあるし。…かず兄も、どうなのか知りたいでしょ?」
断り切れない、というよりも、もっと良樹のこういう姿を見たいって思っている。だから、首を縦に振った。
それをみて、優美も満足の笑みを見せる。
(それでこそ、かず兄よねぇ。もっと良樹のかわいい姿を見せてあげる…)
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|あゆ缶詰|/
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