『悠久蜜柑 case0001』
「ねえ。大丈夫、リオくん?」
自警団備え付け待機室の中、顔色の良くないリオにローラは心配そうに尋ねる。
「結局おトイレいっても、なにもでなかったの?」
「……うん」
リオは泣きそうな顔で頷いた。
3日前から続いている便秘。
仕事直前の今でも腹痛は続いているのに、相変わらずトイレにいっても何も出ない。
「どうする、今日のお仕事? あたしからお兄ちゃんに言って、休ませてもらおっか?」
首を横に振って否定する。
「そう?」
「…お兄ちゃんに迷惑掛けたくないから……」
「でも、このままお仕事にいっても、みんなの足を引っ張っちゃうわよ?」
「…はぁ」
リオは大きな溜め息を吐いた。
「……ボクってやっぱりダメなのかな………お兄ちゃんの為になにかしたいのに、やっぱり足を引っ張っちゃってる……」
「むー……」
また落ち込むリオに見かねたローラは、意を決して言った。
「便秘なら今すぐにでも治す方法あるよ?」
「え?……………ほ、ほんとっ?」
リオは顔をぱぁっと明るくさせる。
「んー。でも、ちょっと我慢が必要だよ? リオくん、我慢できる?」
「…ボ、ボクなんでも我慢する! どうやって治すのっ!?」
そんなリオにローラはバツが悪そうに曖昧に笑いながらも、リオの手を引いて保健室へと向かった。
保健室のベッドにリオをうつ伏せに寝かせ、ローラは再度確認のために聞いた。
「いい、リオくん? 今すぐ便秘を治したいんだよね?
「うん………でも、そんなこと本当にできるの?」
「ん、簡単簡単。それじゃ〜ね、リオくん、1つだけ約束して」
「……? なに?」
「あたしがなにしても絶対に暴れたり逆らったりしないでね。危ないから。それさえ守れたら、すぐに便秘なんて治るから」
「う、うん」
「じゃ、始めるよ?」
ローラはうつ伏せで寝ているリオに近寄り、ズボンに手を掛けた。
「え? ち、ちょっと……?」
「動いちゃダメ!」
「わぁ!?」
そのままズルリと膝まで半ズボンが引き降ろされた。
これでリオの下半身を覆うのは縞模様のタイツと、白い薄地のパンツだけ。肌にぴったりとフィットしたそれらは、リオのお尻の割れ目までローラに見せてくれる。
丸くて小さくて可愛いお尻。
「…ロ、ローラちゃん………な、なに………するのっ…!?」
「時間がないから手早く終わらせなきゃいけないんだから、質問はパス! はい、これも取っちゃうわよ〜」
「ふぁ!?」
ローラがリオの腰に手を掛け、タイツまで膝下まで引きずり降ろした。
これで、リオの下半身を覆うのは薄く白いパンツ1枚と鳴った。
さっきよりも、更にはっきりとお尻の割れ目が伺える。
「や、やだ……ロ、ローラちゃん……!?」
半分泣きそうな顔でリオは肩越しにローラに心配気な視線を送ってくる。パンツまで脱がされるのでは、と気が気でないのだろう。
「さすがにパンツまでは可哀想だから取らないわよ〜」
その言葉にリオは少しほっとしたように安堵の溜め息を吐いた。
「それじゃ、そのまま四つん這いになってね」
「えぇ!? な、なんで!?」
「便秘、治したいんでしょ?」
「うぅ……」
渋々ながらも、リオは言われた通り、ベッドに膝を立てて四つん這いになった。
四つん這いという、後ろから見る者にとってはお尻を強調された姿勢を取らされたリオは耳まで真っ赤にする。
実際にローラは少なからず、リオのお尻が気にはなっていた。
薄く肌にぴったりと張り付いたパンツは、お尻の山も谷も、そして見えこそはしないがお尻の穴の位置までもわかってしまう。
ローラはベッドの隣に準備してあったイルリーガートル台を引き寄せた。
「あのね、リオくん? あたし、今からリオくんに浣腸するけどいい?」
「……か、かん…………え、ま、待って…………!」
浣腸という言葉を聞いてさすがに慌てるリオ。
「便秘をすぐに治したいんでしょ?」
「……う、うん」
「じゃ、やっぱり浣腸が一番いいの。恥ずかしいと思うけど我慢できる?」
「…………」
リオは渋ってる。なかなか答えが返ってこない。
「お兄ちゃんの足を引っ張りたくないんでしょ?」
「……うん」
「じゃ、浣腸、我慢できるよね?」
また、リオは渋る、けど、今度は……。
「…う………ん………」
リオは泣き声ながらも頷いてくれた。
「うん。じゃ、危ないから動かないでね」
「…ぁ……」
ローラがイルリガートルのチューブの先端を、リオのパンツの左腿の隙間から通そうとすると、リオは当惑の声をあげた。
「じっとしてて! ホントはパンツも脱がしてからの方がいいんだけど、さすがにそれはリオくんも恥ずかしいでしょ?」
「…う、うん……」
「だから、パンツ履いたまま、隙間から浣腸するから。じっとしてて」
「……ぅ」
ローラはチューブをリオのパンツの中に浸入させる。
そのまま押し進める。
そして先端がリオのお尻の穴にまで届いた。
ローラは強引にチューブをお尻の穴に押し込もうとした。
「んぁっっ!?」
「おとなしくして!」
ぐりぐりとチューブの先端を押し込もうとする。けどなかなか入らない。
「リオくん。トイレでおっきいのをするみたいに、おなかの力を入れて、お尻の穴を開いて!」
「え?」
「いいから」
言われた通りリオは恥ずかしながらも、排泄するように力む。
「うっ……!?」
ずぷっとチューブはお尻の穴に入り込んだ。
チューブはまるで蛇のようにイルリガートルからベッドに垂れ、リオのパンツの隙間からお尻の穴へと伸びている。
「んぅっっ……」
リオはシーツを握り締めて喘ぐ。
「どうしたの?」
「な、なんかお尻が………変……!」
「お尻になにか入れるのは初めて? 体温計とか入れたことないの?」
「う、うん……」
「そうなんだ? でも、もうちょっと我慢しててね」
ローラは薬品棚をごそごそと物色して、ある瓶を見つけた。
(これよねぇ〜……? うん、ちゃんと使用目的に浣腸液の生成って書いてある……でも………)
容器をどこから見ても、どの割合で薄めたらいいかとは書いてない。
ローラも浣腸液は原液では使用せず、薄めて使うのだと聞いた事はあった。
(ん〜。薄めるのってきっと、経費を安く済ませたいからなのよね〜? ヘタに薄めて浣腸して、効果なかったらリオくん恥ずかしがり損で可哀想だもん。このまま原液のまま使っちゃお。効果がありすぎて困るってコトもないよね?)
そう考え、ローラは棚に置いてあった500mlの瓶を2つ手に取った。
「じゃ、リオくん、入れるよ〜?」
ローラはイルリガートルの容器の中にドボドボと、瓶2つの原液を注ぎ込んだ。
チューブの中を浣腸の原液が走る。
どんどんと液はチューブを進む。
そして、パンツの中に伸びたチューブにまで液は進む。
それから数瞬。
「……ぁ………!」
リオが小さく喘いだ。
「リオくん? ちゃんとお薬入ってきてる?」
「……う、うん………」
「どんなカンジに?」
「え……?」
羞恥で涙まで流したリオが肩越しにローラに振り返る。
「ちゃんと浣腸できてるかわかんないもん。どんなカンジなのか教えて」
「……うぅ…………お尻の穴から……こう…ちゅーっと冷たいのが入ってくる…………」
「ふんふん……。ま、とりあえずこれでいいのかな〜?」
「……んぅ………!?」
いきなりリオが苦しそうな喘ぎ声をあげた。
手はシーツをぎゅっと握っているし、四つん這いになってローラに突き出してるお尻は小刻みにぶるぶると震えている。お尻の穴に差さってるチューブもびくびくと震えていた。
「ど、どうしたの?」
「……お、おなか痛い………出そう………!」
「えぇ!? もう!?」
ローラは浣腸液の入った容器を見る。1000mlあるうちの、まだ100mlも入っていない。
(やっぱ原液だから効き目も早いのかな〜?)
とは言っても、ローラの知ってる限り浣腸が終わってから、少なくとも数分は我慢しないと効果がないというものがあった。
「我慢して。便秘を治したいんでしょ?」
「うぅ……!」
お尻をぶるぶると震わせながらも、リオは懸命にローラの言う事に頷いた。
液が300ml入った。
「うぅ〜………!! だめぇ………もうダメぇ………! 出るぅ………出ちゃうっ………!」
「え〜?」
ローラは少し困っていた。
1000ml浣腸しようとしているのに、たった300で、もうリオは音をあげている。
「オトコのコでしょ、我慢してよ〜! 全部入るまでトイレには連れてってあげないわよ〜。最初に我慢するって約束したでしょ? 今出したら薬しか出ないわよ?」
「だ、だって……漏れちゃう……!」
リオは全身から脂汗を流し、パンツもぴったりとお尻に張り付いていた。
「こんなとこで漏らしちゃうの? もう、12歳なんだから、それは恥ずかしいでしょ? おしっこ漏らすとか、そんなレベルじゃないんだから。我慢して、ね? もうちょっとだけ」
「……うぅ…………うぁぁっっ…!?」
きゅーっとリオのおなかが鳴った。
500ml入った。
ずっと身を硬くしてたリオに変化が起きた。
「……あぁ…………もうダメぇ………!!」
また音をあげるリオ。
「お願い……ローラちゃん………! 今度こそもうダメ………! トイレいかせて………! 早く……漏れるっ………!」
「だ〜め! 全部入るまで我慢するって約束でしょ?」
「………………あぁ…………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………だ、ダメぇっっ!」
「え?」
突如、リオのお尻から湿った音が鳴った。
ぶびーっと大きな水っぽい音を立てて、リオのパンツのお尻の穴から茶色いものが噴き出した。
「きゃあっ!? ち、ちょっとぉっ……!」
「……あぁ、うあぁ……」
リオのお尻からは休む事無く、ぶーっという空気と水の混ざった音を鳴らし水便を噴き出す。
瞬く間に白かったパンツは茶に染まり、茶色い水はパンツから太腿に垂れ、ベッドのシーツと、膝下まで脱がせてあったタイツとズボンを汚していく。
「………う…ぅぅっ…………………み、見ない…でぇっ……!」
リオは羞恥に耐えるように顔をシーツに顔を埋めて泣いている。
その間もリオのお尻は大きく音を鳴らし、便汁をひり出す。
(リオくん……も、漏らしてる〜…………人前で大きい方漏らすなんて…………どれくらい恥ずかしいのかな、それって………)
また烈しくリオのお尻が鳴った。
パンツ越しなのに、リオのお尻の穴からは水鉄砲のように便汁が噴き出した。パンツを通って濾された汁は、弧を描いて後ろでベッドに撒き散らされる。
(うぁ………やっぱくさい………すごくくさいよぉ………)
吐き気を催すような便臭が保健室の中に充満し、ローラは顔をしかめる。
それでも、それを口にするのはあまりにもリオが気の毒だったので、ローラもそっと胸の中に閉まっておいた。
ローラは手が汚れるのも構わず、リオのお尻に差さってるチューブに手を伸ばす。これが差さってる限り、今もリオは浣腸され続けているのだ。
「んぁ……」
チューブを引っ張り抜くとリオは喘ぐ。
そしてまたぶしゅうっとお尻の穴から便汁が噴き出した。
止まらない。
パンツ越しなのに、すごい勢いで汚水が噴出されている。
ローラは今も排泄を続けているリオの前に回って、優しく頭を撫でてあげた。
「泣かないで。浣腸されてたんだもん。我慢できなくても仕方ないよ。大丈夫。みんなには黙ってあげるから」
「……く、ひっく………!」
涙で顔をぐしゃぐしゃにしたリオ。
「ほら、オトコのコでしょ? 泣かないの! もうおなかも痛くないでしょ?」
「……うぅ……!」
ローラもリオが泣いてる原因は分かる。
人前で、しかもパンツを履いたまま排泄してしまったという事実にリオは泣いているのだ。今だって、部屋の中には便臭が満ちている。だから、ローラも優しく頭を撫でた。
「大丈夫。さっきも言ったでしょ。浣腸されてたんだから。浣腸は初めてでしょ? 浣腸されたらね、リオくんじゃなくても、みんな漏らすんだから。ね?」
「…っく……ひっく………ホ、ホント……?」
「うん」
リオは少しだけ泣き止み、ローラもほっとした。
「じゃ、もうちょっとだけその姿勢のまま我慢しててね」
そう言ってローラは再びリオの後ろの回った。
リオのパンツは便汁でびしょびしょになっている。
(うぁ……ホントにくさいよぉ……)
さっきから気になってた事があった。
ローラはリオのパンツに手を伸ばす。
「あ……」
リオが心配そうな声をあげるが、構わずローラはリオのパンツをずり降ろした。
ぬるりとパンツは便汁を滑って脱げ落ちる。
リオのお尻は便汁で茶色く汚れていた。お尻の山の部分は汁で汚れているし、谷間の部分など軟便が隙間なく詰まっていた。パンツを履いたまま排泄したのだから仕方ないかもしれない。
(うぅ……くさいけどがまんがまん)
リオが排泄したものを見回す。
それもこれも汁で、塊はほとんど見当たらない。お尻の谷間に詰まってるものくらいだ。
(やっぱ効果なかったのかな?)
ローラは意を決して、右手の人差し指を立ててリオのお尻の谷間に近づけた。
軟便が隙間なく詰まってるお尻の谷間。
指でちょいちょいっと軟便を引っ掻くと、それはすぐに掻き分けられて、お尻の穴が顔を出した。
お尻の穴はずっとひくひくとしている。
指を穴に当てる。
「我慢してね?」
「んぅっ……!」
ぐっと力を入れると、存外あっさりと指はぬるりと、軟便に滑ってお尻の穴へと差し込まれた。
(うわ)
リオのお尻の穴はローラの指をきゅっきゅっと締め付けてくる。
呼吸に併せて締め付けてくる。
生まれて初めて、他人のお尻の穴などに指を差し込んだローラは好奇心には勝てず、ついつい指をぐりぐりと動かして遊んでしまう。
「ふぁぁぁっっ……!?」
「あ、ご、ごめん!」
慌てて指を止めるローラ。
それから慎重に指を押し進めた。
(あ)
なにか硬いものに当たった。
(ん〜? これが便秘の原因なのかな?)
ローラは一度指を引き抜く事にした。
「ふぁ……」
ぬるっと指が滑るように抜けると、リオはまた喘いだ。
(実はお尻に指入れてもらって、気持ち良く感じたりしてるんじゃないのかなぁ?)
ローラは棚から細長いスプーンのような物を取って、リオの後ろに座った。
「もうちょっとで終わるから我慢しててね?」
「ん……!」
細いスプーンをお尻の穴に当てて、押し込むように力を入れると、先程と同じようにスプーンは軟便を滑って差し込まれた。
「うぅ……」
ローラはスプーンをつーっとお尻の奥まで押し進める。
と。
(あった。これこれ……)
ローラはその便を取り出そうと、スプーンでほじり始めた。
「あ!? う、うぁ!?」
スプーンでお尻をほじられたリオは身を捩るが、ローラはそれを押さえつける。
「動かないでってば! 取れないじゃない!」
「うぅ〜……!」
ローラはお尻の穴をほじり続ける。
(あ)
上手く引っ掛かった。
ローラはそのままスプーンを手前に引っ張る。
「うぅ……」
お尻の穴直前で、スプーンはそれ以上引っ張れなくなった。
(まあ、こんな非道い便秘になるくらいのだもんね)
ローラは力任せにスプーンを引っ張った。
「んぅぅぅっ!?」
お尻の穴が広がる。大きく広がる。
更にスプーンを引っ張ると、便塊はお尻の穴から顔を出した。
「はぅっっ!?」
ローラは思いっきりスプーンを引っ張ると、硬く大きな便はリオのお尻の穴からころんと転がり落ちた。
「………あぁ…………だ、だめぇ……また出るぅ……!!」
「え?………ち、ちょっと………!」
ローラの静止もまるで効果などなく、リオのお尻の穴は広がり、そこから軟便が排泄されだした。
「はぅぅぅぅ…………み、見ない…でぇ………」
水便ではないが、水に近いような軟便がぶりぶりと音を鳴らして排泄される。
先程とはまた違ったキツい便臭がローラの鼻をぷーんと刺激する。
(うぁ……あれが栓になってたんだ………リオくん下剤飲んだのかな。下痢っぽ〜い……)
「あぅぅ……」
軟便は留まる事を知らず、リオの太腿に垂れ、股下に小山を作っていく。
「うぁぁ……!!」
「きゃっ!?」
何の予告もなくリオのお尻は烈しく鳴り、大量の便汁が後方に撒き散らされた。
「うぅぅ………!」
お尻はぶーっ、ぶーっと音を鳴らして、空気と汁を吐き出し続ける。
ローラはリオに保健室に常備されてあった白衣を着せ、汚れたズボンとタイツとパンツを袋に詰め込むと、リオを連れて保健室から飛び出した。
「……あ、あのままにして逃げるの?」
「だって片付けてる時間ないもんー。お仕事遅れちゃうっ!」
「うぅ……」
リオは顔を真っ赤にする。
「だいじょ〜ぶ☆ 誰もリオくんがやったなんて夢にも思わないわよぉ。それよりおなかの調子はどう?」
「……平気」
「痛くない?」
「…うん……わ?」
ローラはリオを抱き締めて、耳元でそっと囁いた。
「みんなにはないしょ……ね☆」
「うん……」