『Wavedata 〜ウェーブデータ〜』
第三記 ほうかごいじめじけん
まだ少し眠い。
でも寝心地が悪い。
なんでか知らないけど、股を大きく開いた格好で寝ていたみたい。瑞樹は脚を自然体に戻そうとしたけど。
(……はぇ………?)
何故か身体が動かせなかった。全然動かせないわけじゃなくて、身体中を紐で縛られてるような……。
「……え…?」
瑞樹はやっと身体の異常に気付いて目を覚ました………けど、視界は真っ暗。
完全な真っ黒じゃない。分かった、目隠しされているんだ。
目隠しだけじゃない。身体も紐かなにかで縛られてる。
「え? ええ?? な、なにこれ!?」
「お、起きた起きた」
「あはは♪ 瑞樹くん、かぁいい!」
目隠しされた瑞樹の周りにいるのは男女合わせて数人っぽい。
さすがの瑞樹も、この状況には背筋が冷たくなった……。
(え、ええっ……? れ、冷静になんなきゃ………! な、なにこの状況っっ??)
瑞樹は慌てまくってるけど、本人は冷静になったつもりで自分の状況を把握しようとした。
服は脱がされてる。パンツ1枚とシャツ1枚しか着てない。下着だけ。
縛られてるのは多分机の上。
机の上で、股を大きくM字に開かされて拘束されてる。
すごく恥ずかしい格好で、瑞樹は自分でも頬が赤くあかくなってるのが分かった。
「……んっ、んーーっっ……!」
なんとか脚を閉じようともがいても、身体を縛ってる紐はびくともしない。
「お前、みんなにかわいいかわいいって思われてるの知ってた?」
「…え…えっと………?」
瑞樹も自分がそんな風に見られてるのは知ってた。
だから、適当に周りに媚を売る演技みたいなのはやってた。そっちのがウケがいいから。
だけど、それがこんな結果に繋がるなんて夢にも思ってなかった。
「ん。瑞樹くん、かわいい」
「でも今日、あんなお漏らし見せられたらね………」
「もう、こっちも我慢してなくてもいいかなって」
「なんでもありかなって?」
「思いっきり、キミに悪戯しても……」
「なにしても……」
小林は机の上に仰向けに拘束されている瑞樹を見下ろしてニタニタと笑った。
オトコからもオンナからも人気のある瑞樹が、今こうやって、自分の前でパンツとシャツだけまでひん剥かれて、縄で縛られている。
M字に開脚した股。
仰向けに縛り付けて、M字に開脚させてるのだから、小林から見ると、瑞樹は自分にお尻を突き出してるように見える。
少しだけお尻の谷間にパンツが喰い込んでて、僅かに見えてる臀部の両山は、白くて、いかにもさらさらしてそう。触りたくなる。
そうだ、我慢する事はない。
触ってみた。
「……っ…!」
電気に触れたように一瞬ぴくっと震える瑞樹。
手の平に吸い付くような瑞樹の臀部は柔らかくて、温かくて、そして期待通りさらさらとしていた。
撫でまくった。
「はぅ〜っ。や、やだぁっっ!!……だ、誰!?………やめてぇっっ!!」
「騒いだって誰も来ないぜ………」
小林はとりあえずは瑞樹のお尻から手を引いた。
「さて。そろそろ始めるか。うひひひひ」
「おい。誰かこいつの尻を思いっきり開いといてくれや」
「あいあい」
「ん♪」
「ふあっっ!?」
小林の声でオトコとオンナは左右から瑞樹のお尻に手を伸ばし、山を左右に割り開いた。
パンツ越しだから見えないけど、今、瑞樹のお尻の穴はきっと目一杯広げられている。
「それから誰か合図したら、こいつの腹を押してやってくれ」
「私がやるわ」
オンナはそう言い瑞樹のおなかの上に手の平を乗せた。
小林は興奮で流行る己をなんとか落ち着かせながら、両手をがっちりと組んで、二本の人差し指をぴんっと立てる。
この細長くて、だけどぴんっと貼ってる指の先端を瑞樹のお尻の穴へと向けた。
いわゆるかんちょうの構えだ。
「ちゃんと尻を広げといてくれよ」
小林の言葉に、瑞樹のお尻を広げている二人は念入りに、その両山を左右に割り開く。お尻の穴を引き伸ばすように割り開く。
「よし、腹を押してやれ」
「はいはい」
「……んぅっっ……!?」
おなかをぐーっと押された瑞樹は、少しだけど苦悶の呻きをあげた。
今、瑞樹のお尻の穴は開いている筈。おなかを押されて力んでしまってる瑞樹はお尻の穴を開いてる。
小林はその期を逃さず、細く尖った両指で思いっきり瑞樹のお尻にかんちょうした。
「ふあぁあぁっっ!?!??」
指がズブゥッとパンツを押し込んでお尻の穴に減り込むと同時、瑞樹の悲鳴が響いた。
小林があまりに思いっきりかんちょうしたため、瑞樹の身体を縛っている机がガタっと揺れた程だった。
「あ……あぁ……う………うあぁぁあ…ぁぁぁぁっ…………………!」
瑞樹は呻きなのか、喘ぎなのかもつかないような声を漏らし、かんちょうされているお尻から全身をぷるぷると震わせている。
「うわっ、指入ってるっ!」
誰かが叫んだように、小林の指はまともに瑞樹のお尻にかんちょうされていた。
左右にお尻の山を開かれて、おなかを押されて、まったくの無防備だった瑞樹のお尻の穴は、小林の指にもろにかんちょうされていた。第2関節くらいまで入ってる。
瑞樹もまさか、いきなりかんちょうされるなんて思ってなかったに違いない。不意にきた衝撃に瑞樹は喘いで、ぶるぶると震えるだけだった。
「おいおい……」
「きゃあっ♪」
お尻をぷるぷる震わせていた瑞樹の股間に黄色い染みが広がった。
「ふぁー……」
いきなりのかんちょうの刺激で、瑞樹はおしっこを漏らしてしまった。
すぐにパンツはおしっこを吸い切れなくなって、お尻の方に流れ、机や床を汚していく。かんちょうしている小林の両手にも、おしっこが掛かる。
教室内にアンモニアのにおいが立ち込めた。
「お前、よく漏らすなぁ」
「尿道が緩いんじゃないの?」
「かんちょうされて漏らしやがった」
騒ぎ立てるギャラリーを小林は制し、瑞樹のお尻にかんちょうしたまま、粘着質に笑って聞いた。
「瑞樹、かんちょうされてどんな感じだった?」
「………は…ぅぅ…!」
「言わなきゃこのままずっと抜かないぞ? 言え」
かんちょうした指を更に押し進めながら、ぐりぐりと瑞樹のお尻の穴を掻き混ぜる。
「はぅぅっ……言う……!………言うからやめてっ……!」
「言え。ちゃんと事細かく詳細に言えよ」
小林は指を止めない。かんちょうした指に回転をつけ、瑞樹のお尻の穴を責め続ける。
「い、いきなりだったから………ふぁ………!………お尻から頭までジーンとすごい衝撃があって……痛くて…………」
「漏らす程だったのか」
「…………」
「言えよ」
「はぅっっ!?」
黙り込んだ瑞樹にかんちょうした指を回転させてお尻の穴を責め立てると、瑞樹は喘いで許しを乞うた。
「も、漏らすくらい………ジーンときたぁ………」
「ひひひ」
小林はかんちょうした指をゆっくりと引き抜いた。
「ふぁ………」
瑞樹のパンツは、小林の二本の指が埋没した後が残っていて、今もお尻の穴に減り込んでいる。
なんとなくにおいをかいでいる。
独特のつんっとしたにおいが小林の鼻腔をくすぐった。
「やっぱ、ぐりぐりしたからなぁ…………ほら!」
「はうぅっっ!?」
小林は今抜いたばかりの瑞樹のお尻の穴に、再びかんちょうした。
ズブっとお尻を差されて、瑞樹はまた悲鳴をあげる。
「はぅぅ………」
かんちょうされた瑞樹の丸い臀部はぴくぴくと痙攣している。
「面白いな、これ」
指を抜く小林。瑞樹のお尻の穴にはパンツが減り込んでいて、旗から見てもそこがかんちょうの『核』なのか人目で分かる。
更にかんちょうを続けてみた。
ズボっと指が瑞樹のお尻にかんちょうされる。
「〜〜〜〜っっ!!」
瑞樹は声にならないような悲鳴をあげるばかりだった。
「……はぅ………!…………ふぁ………………」
何度もかんちょうされた瑞樹はすっかりおとなしくなってしまい、かんちょうされる度に喘ぐだけになっていた。
「おい、いつまでやってんだよ。そろそろ進めるぞ」
オトコにそう言われ小林は不機嫌な面を露にしたが、おとなしく言う事に従った。
「わかったよ。これで最後だ」
「はぐぅっっ!?」
最後に思いっきりかんちょうすると、瑞樹は今までにないくらいの悲鳴をあげて身体を振るわせた。さっきから瑞樹の股間は小さいけどテント状になっていた。
「なんだよ? ハハ。かんちょうで感じてるたのかよ?」
小林は瑞樹のお尻から指を引き抜き、ポケットから白いロケットの形をしたものを取り出した。
坐薬だ。
小林は瑞樹のおしっこまみれのパンツの、お尻の部分を横にずらした。
何度もかんちょうされて、少し腫れている瑞樹のお尻の穴。小林は坐薬の先端をそこに当てた。
「小便漏らしたんだ。最後まで恥をかいて帰れよ。写真もとってやるからよ」
「んうっっ!?」
ぐっと押し込むと意外な程抵抗がなく、坐薬はにゅるんっと瑞樹のお尻の穴に押し込まれた。ずらしたパンツを戻しておく。
「かんちょうされすぎて緩くなったか? ん?」
「〜〜〜〜っっ」
非道い言葉責めに瑞樹は頬を紅潮させて羞恥に耐えていた。
坐薬を挿入して数十分。
「うぁ………うあぁぁぁ………!?」
瑞樹のおなかからはゴロゴロと腸の排泄を欲求する音が鳴っていた。
「……な……なにこれ……?」
「坐薬の下剤だよ。そろそろ堪らなくなってきただろ?」
「そ、そんな…………はぅっ…!?」
悶える瑞樹の肌には鳥肌がたっていた。
「みんな見てる前で漏らせよ」
「〜〜〜〜っっ、や、やだっ…………トイレいかせてよっ……ねえっ!?………出ちゃうっ………!」
「駄目だ。ここで漏らせ」
「はぅぅぅっ……………あっ!?」
ぶっ、と瑞樹のお尻からおならの音が鳴った。
紅潮する瑞樹。
「くすくす☆ 瑞樹くん、かわいい」
瑞樹のおなかを揉んでみた。
「あ、あっ……!」
ぶっ、ぶっ、と瑞樹はちょっとずつおならを漏らし始める。
「うん。かわいい、かわいい」
「さて、そろそろ仕上げるか」
M字に大きく開脚された瑞樹の股。パンツはぐっしょりとおしっこで濡れている。
全身縛ってあるから身動きできない。
小林は大して力は入れずに、瑞樹の急所に軽く握った拳を振り下ろした。
あくまでも軽く。
「………ひっっ!?」
ぽこんと小林の拳が瑞樹の股間に減り込むと同時、瑞樹のお尻からぶりっと空気を裂くような音か鳴った。
「〜〜〜〜っっ」
瑞樹のパンツの内側のお尻のところに、やわらかい便が排泄されていく。
ぶりぶりと音をたてながら、瑞樹はパンツの中に便を排泄している。
パンツで越された便汁が机や床に流れ、『具』はパンツの中に溜まっていく。パンツが便で膨らんでる。
「あ……あぁ……」
ぷ〜んと便のにおいが充満していた。
「うわぁ」
「やだ、くさい〜……」
「おい、瑞樹。漏らすのってどんな感触なんだよ、言えよ。また、ここ殴るぞ?」
小林が今も排便中の瑞樹の股間にぽんぽんと手を当てると、瑞樹はびくっと震えた。
「殴られたくなかったら言えよ。漏らしてるのってどんな感覚なんだよ」
「………ぅ………お尻からにゅるにゅると……っくひっく…………柔ら……かいのが……出て………生暖かくて…………気持ち悪い……………や、やだぁ…………もう許してよぉ………」
「そうだな。これで終わりにするか。ほらよ!」
「―――っっ!?」
小林が少しだけ力を入れて、瑞樹の股間に拳を振り下ろした。
ぶじゅうっと便を勢いよく排泄しながら、瑞樹は気を失った。
気絶しながらも、瑞樹はぶりぶりと排便を続けていた。
「さて、帰るか。少ししたら目が覚めるだろ。漏らしたのは自分で掃除させりゃいいだろ。紐は解いててやれよ」
「ん。瑞樹くんのお尻にこれいれとく」
気を失っている瑞樹のパンツをずらし、今も排泄中のお尻の穴にバイブレーターが押し込まれた。にゅるっと便で滑って奥まで挿入された。
抜け落ちないようにパンツで固定しておいて、電源を入れた。
バイブはブーンと振動して、瑞樹の直腸を抉る。それ以上に排便中に栓をした事自体が瑞樹には苦痛の筈だ。
「ま、これで後でおなかの痛みに耐えられなくなって、瑞樹くん目を冷ますでしょ」
「なかなか面白かったな」
「写真撮った?」
「ああ」
「これからが楽しみだ」
教室に残されたのは瑞樹だけ。
人がいなくなって静かになった教室に、バイブの音と、おなかのゴロゴロと鳴る音だけが響いていた。