『Star Ocean 2nd スターオーシャン

 レオン動物病院へ逝くo (1)




 それはある朝のことでした。
 今日も小鳥がちゅんちゅん鳴いてて、ヴァーチャルエクスペルは平和です。
「レオン君、朝よ」
「うーん……」
 それはある宿屋のことでした。
 チサトさんがベッドで寝ているレオンの身体を揺すってもレオンは起きません。
 起きません。
 起きないのです……。
「は!? これはきっと何かの悪い病気に違いないわ! た、大変! みんなに知らせなきゃ………ああ、でもよく考えたら、昨日、私が何も考えずに落ちてた魚を、いかにも買ってきたようにみせて、騙してレオン君に食べさせたからかも…………い、言えない! とても言えないわ!」
 チサトさんは混乱しています。
「そ、そうだわ……動物病院…………動物病院にこっそり連れて行きましょう! 我ながらグッドアイディア!」
 こうして、チサトさんは仲間に見つからないように、こっそりとレオンを動物病院に連れて行く事になりました。


「ごめんくださーい!」
 チサトさんは未だ眠っているレオンの首元を掴んだまま、その建物の中に入りました。
 中は様々な色の何かが入った瓶がいっぱい並んでいます。病院っぽいです。
「は〜い、いらっしゃいませぇ〜」
 とてとてと、看板娘のユキが二階から降りてきました。
 ジャム屋さんの看板娘のユキです。
 ここは病院じゃなくてジャム屋さんです。慌てもののチサトさんはうっかり間違えてしまったのですが、本人はまだ間違いに気付いていません。非道い間違いです。
「あ、あの! 大変なの! このコが朝からずっと目が覚めないの! 何かの病気かもしれないわ!」
「えっと…………う、うん。それは大変ね」
 ユキも困っています。
「お、お医者さんのとこに連れて行った方がいいんじゃないかな?」
「何言ってるの! あなたがそのお医者さんでしょ! 急患なんだからギャグ言ってる場合じゃないでしょ」
「あ、そ、そうだったかな……?」
 思わず気圧されたユキはつい頷いてしまいました。


(わ、私、何でこんな事しているのかな?)
 ただ、今更『私、実はお医者さんじゃないんです』とも言い辛いです。
(てゆーか、ただ眠ってるだけのようにも見えるんだけど)
 とりあえず、ユキはすやすや眠っているレオンの頬に手を当てました。
(あ……温かくて柔らかい……)
 頬はさらさらしてて、触り心地が良かったのです。
 続けてユキはレオンの胸元に手を当てました。服越しに。
 レオンの薄い胸は、レオンが呼吸する度に上下しています。ユキの手を押し返したりします。
 ユキはおなかにも手を当てました。
 レオンの身体は何処も柔らかくて温かいのです。おなかもそうです。
 ユキはレオンのおなかをぎゅーっと押してみました。
「う……うぅ〜………」
 レオンは呻き声をあげます。
(か、かわいいっ………)
 ついつい調子に乗って、ユキはレオンの身体を撫で回してしまいます。


「えっと、それじゃ、あなたはあっちの部屋で待っててもらえますか?」
「あ、は、はいっ!」
 ユキに騙されて、チサトさんは隣の部屋に行ってしまいました。
「あ、あの人が勝手に私をお医者さんだと勘違いしたんだもの。わ、私、悪くないよね?? それに、このコを起こしてあげればいいんだよね?」
 レオンはただすーすーと眠っているようにしか見えないのです。
「ち、ちょっとくらいの悪戯、神様も許してくれるよね? 起こしてあげるんだし」
 ユキは周りに誰もいない事を確認して、そっと手をレオンの股間に伸ばしました。
 ふにゅ。
「うわぁ……」
 ズボンの上からだけど、そこはなんだか熱を持ってて不思議な感触でした。
「じゃ、こ、こっちも……」
 レオンの身体を引っくり返してうつ伏せにして、ユキはレオンのお尻に割れ目に手を伸ばしました。
 お尻を左右に開いて、穴の辺りを押さえてみます。
 ぐっ……!
「んぅ……」
 レオンの身体がピクっと震えました。
 お尻の穴も不思議な感触で、ぐっと押せばその分だけお尻もユキの指を押し返してきます。
 なんだかドキドキしてきました。


 いつの間にか、レオンはすっかりズボンも下着も剥ぎ取られていました。
 下半身はすっぽんぽんです。
 でも、ぐぅぐぅと寝ているレオンは気付きません。
 ただ、ユキも好奇心で剥いただけで、ここからどうしたらいいのかも分かりません。
「あ」
 ふと、前のお客さんが忘れていった鞄が目に付きました。
 何となく開けてみます。
 中から…………クスコが出てきました。何故こんなものが鞄に入っていたのか、前のお客さんはいったい何者だったのでしょう?
 ユキもクスコが何に使う物かは知っています。さっそく使ってみる事にしました。
 でも、このまま、これをお尻に差すのは絶対に無理です。
 何か潤滑剤が必要です。
 と、テーブルの上に作るのに失敗した唐辛子ジャムがありました。
「…………」
 これに決まったようです。


 先っちょを唐辛子ジャムでぬるぬるに塗らせたクスコ。
 ユキは先端をレオンのお尻の穴に当てます。
 ちょっと力を入れて、差し込むつもりでぐっとクスコを押し進めました。
「…ぁ……」
 にゅるっとほんの僅かだけど先端が埋没すると、レオンは身体を震わせて小さく喘ぎました。
 けど、そこからなかなか先に進みません。
「……ん………んぅ………」
 ユキがぐりぐりと押し進めようとしても、あまり上手く入りません。レオンが呻いているだけです。
 このままでは目を覚ましてしまいます。目が覚めたら退院です。
 ユキは体重を乗せて、思いっきりクスコを押し込みました。
「は…はぐ?……………はぐぅぅぅぅぅぅぅ〜〜〜〜〜っっ!?」
 押し込んだというよりは、体重を掛けてお尻の穴に沈めたという方が近いです。
 ずぶぅっとクスコは根元まで、レオンのお尻の穴に押し込まれてしまいました。
「い、痛あぁあぁあぁあぁあ〜〜〜〜〜〜っっ!! な、なにぃっっ!? な。なにこれぇっっ!?」
「ご、ごめんね!」
 ユキは問答無用でクスコをキリキリ開いていきます。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!?」
 お尻の穴をこじ開けられたレオンは、声にならないような悲鳴をあげます。
 文字通りこじ開けられてるんです。
 レオンは痛みのあまり涙を流して、ぎゅーっと自分の服の襟のとこを握り締めてます。


 隣の部屋のチサトさん待合室までレオンの悲鳴は響きました。
 そのチサトさんは……。
「Zzzz…………」
 腰掛けに座ったまま、お昼寝中でした。


「い、痛い痛い〜〜〜〜っっっ!? や、や、やめてぇぇっ! と、取ってぇぇっっ!!」
 レオンは寝起きのせいかパニックのせいか、逃げる事もできないようです。
 ユキはレオンの悲鳴など一切気にする事なく、開いたクスコの中を覗きました。
 ちょっと影になっていて、中は真っ暗でよく見えません。
 ただ、あんまり良いにおいはしませんでした。どっちかっていうとクサいです。あれです、いわゆる"便"のにおいです。
「取ってぇ……取ってぇぇっっ……!!」
 ただ、こうやってお尻の穴をこじ開けてるんです。何かを入れたくなるのが人の性です。
 こんな所からものを入れたらダメなのはユキも知ってるのですが、ついつい何かを入れたくなってしまうのです。
 手元にはまだまだたっぷり残ってる失敗作の唐辛子ジャム。
 ユキはスプーンでジャムをすくって、クスコで開かれたお尻の穴にジャムを入れてみました。
 レオンは痛い痛いと言うだけで気付いていません。
 ユキはジャムをどんどんレオンのお尻に入れていきます。
 

 最後の方はスプーンで無理に押し込まないとジャムは入らなかったのですが、ユキの努力の甲斐もあってジャムは一瓶全部がレオンのお尻の中に詰められたのです。
 ユキはクスコを閉じて、引っこ抜きました。
「あんっっ……!?」
 ずるっとクスコが滑り抜けると、レオンは裏返ったような悲鳴をあげました。
「う、うぅっっ………!!」
 レオンはお尻の穴を両手で摩って悶えてます。よっぽど痛かったのでしょう。
「だ、大丈夫?」
 自分のやってた事を棚に上げて、ユキは非道い言い草です。
「うぅ、な、なんで、起きたらこんな事なってるの………お、お姉ちゃん、誰?」
「わ、私ジャム屋のユキ。将来は歌手になりたいの」
「そんな事聞いてないぃっっ! ボクのズボン何処っ……………………はぅっっ…!?」
 レオンは突然おなかを押さえて蹲ってしまいました。
 あんなに唐辛子ジャムをお尻の穴から浣腸したのだから当たり前です。ユキもそこら辺はピーンと分かりました。
「とっ、とりあえず、ズ、ズボン返してっっ……」
「あ、そこに置いてる」
「はぅっっ……」
 レオンは慌てて下着とズボンを履きます。なんか慌しくて、よっぽどトイレが切羽詰ってるみたいです。
「ト、トイレどこっっ!?」
「こっち」
 トイレにいく事になりました。


 トイレにいく途中、すやすやとお休み中のチサトさんの横を通り過ぎます。
「チサトさん、なんでこんなとこで寝てるの?」
「あなたを運んできたのよ?」
「なんで?」
「ホントになんでかしら?」
「…………ふあぁ…!」
 レオンのおなかがきゅーっと鳴って、身震いするのを横目で見ながら、ユキは机の引き出しからマジカルカメラを懐に入れておきました。フィルムはもちろん普通の写真用のやつです。


 しばらく時間を潰しながらユキはトイレにレオンを連れてきたわけです。
 レオンはもう我慢ギリギリってカンジでした。足がガクガク震えて、ユキの腕にしがみ付いています。でも、結局はトイレまで間に合ってしまったのです。
 カメラまで用意したユキとしては面白くない展開です。
 ユキは多少強引な手段も止むを得ないと考えました。
「ご、ごめんねっ!」
「…………ひぐぅっ……………!」
 ドボォ……!
 レオンの下腹にユキの拳が減り込んでいました。
「…あ……あぅぅっ……!」

 ブビビビビっ……!
 レオンのお尻から排泄音が鳴り響き、レオンは殴られたおなかを押さえてその婆に蹲ってしまいました。

「うぅぁあ…………!」
 レオンは呻き声をあげながら、排便を続けます。
 ユキはそんなレオンの後ろに回ってじっと様子を見ました。レオンは蹲っているから後ろにお尻を差し出しているようなポーズです。ぷーんと不快な便臭が辺りに充満します。
「や、やだ…………やだぁ………!」
 レオンは泣きじゃくって、必至に我慢しようとしてるけど全然ムダでした。
 ぶりっ……! ぶりぶり………!
 断続的な排便音が鳴り、レオンのズボンのお尻のとこは膨れていきます。
 裾からはドロドロした、茶色や赤の混じった便とかジャムが垂れ落ちてきました。
 ユキはそのズボンの便で膨らんだ所に手を当てました。
 むにゅっと、柔らかい便は形を変えます。ズボンはびちょびちょに濡れていました。暖かかってです。
 ユキはレオンのお尻から手を離します。蹲っているレオンは少しだけど脚を開いています。


「て、ていっ」
 ユキは後ろからレオンの股間を蹴り上げました。
「〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!?!??」
 ズンっとレオンの身体が一瞬宙に浮きました。ユキの爪先はレオンの股間を完全に捕らえていたのです。
「……ぅう…………ぁ……あぁぁ……………」
 ぶびぃっとレオンのお尻が激しく鳴り、レオンは蹴られた股間を押さえて悶え転がりました。
 すごい勢いでレオンは漏らしています。 
 ぶびぶびっと音もすごいのだけど、悶絶してるレオンはそれどころじゃありません。
「あああぁあぁあぁあぁぁぁぁっぁああっぁぁぁぁ…………!」
 股間を両手で押さえて転がってます。
 ユキはそんなレオンの姿を、しっかりと写真に収めておきました。

「あ、明日も来てね……」
 こうしてレオンはユキの玩具になったのでした。
 全部、チサトさんのせいです。




 つづくぅ