『天然夏休み Natural summer』
2.うみ
ガタガタと揺れる電車の中。
旅に掛かる時間を決して無駄に使わぬよう、精神を落ち着かせ、得た情報を整理し、思想する私の前で。
なつねは。
男の子なのに、女の子用のパレオの水着姿のなつねは。
「うーーーーーーーみーーーーーーーーっ♪」
さっそくハシャギまくって、電車の中で注目を集めていた。
まったく。
「〜♪ うみ、たのしみ♪」
「そうね……」
「あー、早く着かないかな〜♪」
なつねはかわいい。
水着姿なのに、全然男の子に見えない。
パレオの胸と腰に巻いている布が、女の子ではない部分を隠していた。
肌も白いし、腰も細い。なによりも女顔。露出しているへそもかわいい。
きゃっきゃと騒ぐなつねは、誰が見ても本物の女の子だった。
良い事だ。
旅はまだ長い。私も少し眠るとしよう。
どれくらい眠っていたのだろう。
ふと気付くと、私の前の座席で騒いでいたなつねは、向こう側の席に乗り出して、その席に者と談笑していた。
なつねは知らない人間が相手でも、でもすぐに打ち解ける。それは素晴らしい事だと思う。
声からするに相手は女の子らしい。
「えー!? 嘘ぉ!? キミ、女装なのぉ!? 信じらんないー!」
なんの話をしているのか。まったく。
なつねはまだ向こうの席に乗り出して話し込んでいる。
「…………」
座席を乗り出しているなつねは、私にお尻を向けている。気付いていないのか、なつねの腰に巻かれているパレオの布は、僅かに結び目が緩んでいて、ずれていた。
水着がお尻の谷間に喰い込んでいるところが、私からは丸見えだ。
向こうの席に乗り出しているため、私に向かってお尻を突き出すような姿勢なのもいい。お尻の両山の膨らみと、そしてその間の谷間。両山の部分の白い肉も魅力的だし、谷間へ食い込む水着もまたそそるものがある。
そんな可愛いお尻を見ていると、私も何気に悪戯をしたい衝動に駆られた。
私にお尻を向けたままのなつね。私が起きている事に気付いていない。
そっとなつねの背後に忍び寄って、両手を組み二本の人差し指をぴんっと揃えて立てた。
立てられた二本の指の狙いはなつねのお尻の穴。
なつねは気付く事などなく、無防備にお尻を私に向けたままの格好で話し込んでいる。
私は一切の躊躇もなく、細く尖った二本の人差し指を思いっきりなつねのお尻の穴に突き刺した。
「はうぅっ!?」
私にお尻の穴を突き上げられたなつねは、身体を浮かせて黄色い悲鳴をあげた。
なつねは僅かに身体を浮かせたが、私の指はそれを追うように更に上がり、なつねのお尻の穴に突き刺さっていた。薄い水着を押し込んで、深く第二関節まで指はぶっすりと突き刺さっている。
「〜〜〜〜っ!?」
なつねは声にもなってないような悲鳴をあげている。
なつねのお尻を唯一守る生地の薄い水着は私の指を止める事などなく、指先から5cmはお尻の穴に刺さっていた。
ほとんど爪先立ちになっているなつねは、私の突き出した二本の人差し指の上に、お尻の穴で座るような形になっている。
私の指にはなつねの体重がぐっと掛かり、それは同じだけなつねのお尻の穴も力を受けているという事だ。
変な声をあげたなつねに、向こうの席の女の子が「どうしたの?」と聞いてきた。
(なんでもないって答えときなさい……)
「な、な、なんでもないよ〜」
私に言われた通りに言うなつね。
「はぅっ……!」
指を引くとずるっというカンジでお尻の穴から抜け、なつねがぶるっと身体を震わせた。
お尻の穴には水着が減り込んだままだった。
指をにおうと、お尻特有のつんっとした香ばしい何かが鼻についた。
「〜〜〜〜っ!!」
私に向き直ったなつねは、両手でお尻の穴をさすって、涙目でぶるぶると震えていた。よほど恥ずかしかったのか、顔は耳まで真っ赤だった。
「い、痛い〜っ! 痛いっ…………痛いっ………! はぅ〜〜〜〜っ!!」
「油断しているからよ」
「う、うぅっ………!!」
そんなに痛かったのか。
なつねは内股気味に両足をきゅっと閉じて、お尻の痛みに耐えている。まあ、指が第二関節まで埋まる程だったのから、モロに入っていたのかもしれない。
「大袈裟よ」
「い、痛いもんっっ………!!」
「いいから座りなさい。いつまでも立たれていたら目に付くわ」
「うぅ……」
私に言われて座席に座ろうとするなつね。
「はぅっっ……!!」
椅子にお尻がついた瞬間、なつねは飛び上がった。
「い、痛ぁ〜っ!!」
椅子にも座れないほどお尻の穴が痛いらしい。へっぴり腰になって、必死にお尻の穴を摩っている。
「うぅ……ゆ、ゆーりさんのヘンタイっっ!!」
「変態はあなたでしょう。女装なんかして。案外、今の、気持ち良く感じてたんじゃないの?」
「い、痛いだけですっっ………! はぅっっ……!」
また背筋をぴんっと伸ばしてなつねは悶えた。
しばらく電車に揺られていると、そろそろ空腹を覚えてきた。なつねはずっと座席には座らず、ぷるぷるとお尻を押さえて悶えている。
「なつね、座りなさい」
「い、痛くてムリですっ……!」
「いいから座りなさい」
「うぅ……」
そうっと、ゆっくり椅子に座ろうとするなつね。
ゆっくりとお尻を椅子に近づける。
「はぅっ……!」
座った瞬間、なつねは硬く目を瞑って喘いだ。目にはまた涙が滲んでいる。
「い、痛ぁ〜〜〜っっ……!!」
「我慢してなさい。昼食にするから」
「うぅ……」
私は鞄から弁当箱と水筒を二個ずつ取り出して、内一つの組をなつねに手渡した。
「これ、ゆーりさんが作ったんですか?」
「ええ」
「〜♪ じゃ、頂きますね♪」
弁当箱を開けて、中のものを割り箸で摘まむなつね。たまご焼きを口に運ぶ。
「おいしい〜♪」
「それは良かったわ。ジュースも飲みなさい」
「はい♪」
なつねは私の言うまま、水筒の中身をコップに注いで口にする。
「甘い……これ、なんですか?」
「さあ? なんだったかしら?」
「でも、おいしい〜♪」
なつねはコップに注いだ液体を飲み干し、また次の液体をコップに注ぐ。
「…………」
下剤入り、なんて生易しいものじゃない。
下剤に味を付けただけのような飲み物を、なつねは何も知らずにがぶがぶ飲んでいる。
昼食も終わってしばらくした頃。
椅子に座っているなつねがさっきから、そわそわとしていた。
「……!」
不意に、なつねのおなかからぐーっと腸の煽動する音が鳴った。
なつねの顔が赤くなる。
「あぅ……」
「おなかを出しているからでしょ」
水着姿のなつねはヘソ出しで、確かに冷える事もあるだろうが、今のなつねの腹痛は下剤から来ている事は一目瞭然だった。
「おなか痛いの?」
「ち、ちょっとトイレに……」
立ち上がろうとしたなつねを私は制した。
「そんな格好でどっちのトイレに行く気?」
私の言葉になつねは少し首を傾げて答えた。
「じ、女子トイレ?」
「馬鹿?」
「うぅ……じゃ、男子トイレ……」
「人に見られたらどうする気?」
「あぅ……………くぅ……!」
また、なつねのおなかが烈しく鳴った。いよいよ下剤が効果を発揮し始めたようだ。
「ト、トイレ行ってきます……!」
「仕方ないわね」
私は後ろ手に女子トイレの扉を閉めた。
トイレ内には和式の便器が設置されている。
「はぅぅ……! なんで、ゆーりさんまでついて来るんですかぁ……」
「一度見られてるのだから、もう一回くらい排泄姿見られても今更でしょう?」
「…………」
私の言葉になつねは固まった。目にうるうると涙が浮かんでいる。
「じ、冗談ですよね……?」
「さあ? 私が出て行くまで我慢する?」
「そんな…………はぅ……!?」
なつねが両手でおなかを押さえて悶える。
「だ、ダメ……! 出る………! ゆーりさん………出てってくださいよぉ………!」
「私に出て行け……と?」
「うぅ……!」
さて。
「さて、どうしようかしら?」
「な、なにも考えずに来たんなら、出てってくださいよぉっ!」
「うるさいわ、なつね」
「はぅ……」
「くぅ……!」
ついになつねはおなかを押さえて、床に蹲った。このままでは漏らしてしまうだろう。
「もうだめ……お願い…………ゆーりさん…………意地悪しないでぇ…………!」
なつねは半泣き状態だった。どうしようか。
なつねは下剤を盛られている事など知らない。
薬を用いられた訳でもないのに脱糞などしたら、それこそ恥の極みだろう。なつねにはそんな羞恥が似合う。
「なつね、トイレ使わせてあげるから立ちなさい」
「はぅ………ほ、ほんとですかぁ……?」
私はそれには答えず、なつねの手を引き、和式便器に跨がせて座らせた。
水着も穿いたままだ。
”跨ぐ”という姿勢もまた微妙であり、後ろにいる私から見れば、お尻の両山の形がはっきりと分かる。肩幅程、股を開いているため、性的な興奮もそそる。
また水着という薄い布も、なつねのお尻の形を強調していた。
「あ、あの……」
「黙って前見てなさい」
「は、はい……」
私はまた両手を組んで、二本の人差し指を立てる。
ぴんっと立てた二本の指を、なつねのお尻の穴に向ける。便器のある箇所は、私の今立っている床よりも一段高い所にあり、私がしゃがめば、なつねのお尻を見上げるような位置にある。
便器に跨るため、股を開いたなつね。
私は身体のバネを利用し、立ち上がりながら、勢いをつけて、思いっきり指をなつねのお尻に突き込んだ。
「はぁっっ!?」
悲鳴をあげるなつね。
便器に跨っていたなつねの身体が、お尻を差され僅かに浮き上がった。
私の細い指はなつねの水着を押し込んで、お尻の穴に根元まで刺さっていた。股を開いていたなつねのお尻の穴に、私の指はもろに入った。
「あ、ああああ〜〜〜〜っっ!?」
喘ぎながら、身体をぶるぶる震わせるなつね。
お尻の穴に水着を押し込んで、二本の人差し指が埋まっている様はとても私に性的な興奮を与えた。
指を一気に引き抜く。
「んぅっ……!?」
じゅぷっと湿った音とともに指は抜け、なつねは喘ぐ。
「あ、あ、あぁぁぁぁっっ!?」
指を抜いて程なく、なつねは身体を震わせ、悶え。
「あぁぁぁっ!? やだぁ! 見ないでぇっっ………!」
激しい排泄音を鳴らし、水着のお尻の穴の部分から茶色い水が噴き出した。
まるで水鉄砲のように、汚水は便器に叩き付けられる。下剤がどれくらい効いているのか、排泄されるのは液体ばかりだ。
鼻をつんっと便臭が刺激した。
「う、うそぉ………な、なんでぇっ……!?」
泣きながら排泄するなつねの顔を覗き見れば、目をきつく閉じて、羞恥で真っ赤に染まっていた。
私は容赦しない。
「なつね? くさい……」
「〜〜〜〜っっ」
なつねはよほど恥ずかしいのか、閉じて瞳から涙がぽろぽろと零れる。その間もずっと、なつねは便の汁をお尻から噴き出していた。
水着のお尻の部分は茶色く濡れている。
「我慢できなかったの?」
「…………」
「答えなさい」
私が少し脅して言うと、なつねは嗚咽を漏らす。
「は、はぃ。我慢できなかったです………うぅ……」
「そう。ところで、もっと出るでしょう?」
「はぅっ……!?」
私は後ろからなつねのおなかを揉み解した。
「あ、あぁぁっっ!? だめぇっ!?」
ぶじゅっと水っぽい便の音が鳴り、なつねの水着のお尻のところが便で膨れ上がった。
更に揉み解す。
「あぅぅっっ……!」
おならが激しく鳴り、なつねはまた私から顔を背ける。
私の見ている前で、なつねは排泄をし続けた。水着を穿いたままで。
トイレから戻ってきた私となつね。
なつねの下半身を覆う水着は濡れている。どうせ水着なのだからと、手洗いで汚れを落として水で洗って、もう一度なつねに穿かせた。
なつねはずっと泣いている。
「……く、ひっく………に、におい……ホントにしてないですか?」
さっきからそればかり聞いてくる。まあ便を漏らした水着を穿いているのだから当然かもしれない。
「少しにおう……」
嘘でそんな事を言うと、なつねはまたぽろぽろと泣き出した。
「ゆ、ゆーりさん………へんたいぃっっ………!」
「うるさいわよ」
そういえば、なつねはずっと立っている。
椅子に座らない。
やはり、お尻の穴が痛いのだろうか?
「なつね、ちょっと後ろを向きなさい」
「へ?」
私に言われるまま、右に回転するなつね。
水着のお尻のところは濡れていて、僅かに透け、なつねのお尻が浮き上がっている。少しだけ膨らんだお尻の山と、その間の割れ目。
「ちょっと脚を開いて」
「? こうですか?」
本当に私の言う通りに脚を開くなつね。頭が悪いというか、学習能力がないというか。
私はまた両手を組み、人差し指二本を立てる。
そして、容赦なく指二本をなつねのお尻の穴に思いっきり突きあげた。
「はぅぅっっ!?」
三度目ともなると、あっけない程簡単に、私の指はなつねの水着とお尻の穴を貫いた。
私の指はなつねのお尻の穴に水着ごと減り込み、なつねは爪先立ちになっている。
指はさっきと同じく、根元まで埋没していた。
爪先立ちになったなつねはやはり、私の二本の指にお尻の穴で座るような格好となり、ぶっすりと刺さっている。
「う、うぅ〜〜〜〜っっ」
一日に三度も同じ事をされ、なつねはとうとうその体勢のまま、私にお尻を差されたまま泣き出してしまった。