『天然夏休み Natural summer』

 1.私となつね




 今日も私は奈都音(なつね)と遊んでやっていた。
 私の名前は悠里(ゆーり)。

 さて
 今日の遊戯を始めましょう。


 私となつね、今は二人だけしかいない部屋。

 カタカタカタ。
 私は今も鳴るこのエアコンの音が好きだ。いかにも涼しげに感じられる。

 カタカタカタ……。
 やや老朽しているのかもしれない。
 構わない。まだ、エアコンは生きている。
 部屋の中は涼しい。

 カタカタ……。
 灼熱の太陽が外の世界を照らしていても、この部屋の中は平和に時が過ぎていく。
 涼しい。
 良い事だ。


「はわぁ……」
 なつねは絨毯の上に寝転がって、足をぱたぱたさせながら欠伸をかいでいた。
 今日のなつねは女の子の格好。
 水色のセーラー服。
 男の子なのにセーラー服が似合うなんて不思議で、けれども可愛い。
 私が着ろと言ったら本当に着た。私もこの子の感性は、ちょっと信じられない。嬉しそうな表情のなつね。
 でも可愛い。
 足をぱたぱた跳ねさせる度に、スカートの中がちらちらするけど、下着は見えそうで見えない。
 その代わりにスカートが捲れてギリギリまで見える太腿は、脚線美がとても綺麗だった。女の子の私が嫉妬するくらい綺麗だった。
 そんななつねがさっきから、床の上でばたばたと悶えていた。
「……どうしたの?」
「はぅ。退屈なんですー……」
「……なら、外で遊んできなさい」
 私がそう言うと、なつねはその可憐な顔を僅かに顰めた。
 なつねは窓の外を見る。私もつられて見た。
 陽炎が立ち昇り、風景がぐにゃりと歪曲している。エアコンで冷えた部屋との温度差が烈しい為、窓は水滴で濡れていた。
「ゆーりさん、遊びに行きたいですか?」
「……いいえ」
「ほら〜」
 私は本の続きを読む事にした。まったく五月蝿い。


 しばらく大人しくしていたなつねだけど、また足をぱたぱたと絨毯の上でバタアシし始めた。
「ねぇ、ゆーりさん? ボク、退屈で死にそうなのです……」
 ばたばたする度にスカートの中が見えそうで見えない。
「……退屈では死ねないわ」
「はぅ……」
 両手両足を絨毯に突っ伏して、なつねはうめいた。
「……宿題でもしてたら?」
「今日はゆっくりしたいんですー」
「……ゴロゴロしているだけでしょう?」
「うー……」
 恨めしそうな視線で私を見上げるなつね。
「……分かったわ」
 私は本を閉じて言った。
「室内プールにでもいきましょうか」
「〜♪ はい♪」
 私の声になつねは飛び上がった。


 1Fの西側に設置された室内プール。
 近所の子供達のために提供しているプールだけど、今日は誰もいない。
 私となつねだけ。
 私はもう水着に着替えたけど、なつねはセーラー服のままプールまで引っ張ってきた。
「ふぇ? このまま……ですか?」
 私の提案になつねは首を傾げた。
「……ええ、そのまま」
「せーらー服着たままプール……………」
「……そうよ」
「うぅ。そんな事したら、服が水吸って…………はえっっ!?」
 私はぶつぶつ言っているなつねを、後ろからプールに向かって突き飛ばした。
 寸での所でばたばた手を振って、もがいていたなつねだけど、私が背中をもう一押ししてやると、そのまま水面に落ちた。
 辺り一面に派手に水飛沫が舞う。
 私にまで冷たい水が跳ねた。
「〜〜〜〜!! うぅー、なんてコトするんですかぁ……」
「……ぐずぐずしているからよ」
「むー……」
 プールの中で拗ねているなつね。
 セーラー服姿で、水に濡れているなつね。なんだかとても可愛く見えた。
 私も水の中に飛び込んで、なつねに背中から抱きついた。
「うぅ。あの、ゆーりさん………」
「……なに?」
「服が水吸っちゃってすごく動き辛いですよー……」
「……可愛いわよ」
「はぅ。そういう問題じゃないのです」


「……なつねは泳げるの?」
「んー……泳ぎはちょと苦手です………」
「………そう。それは調度よかったわ。私がコーチしてあげる」
「なにが調度いいのか、全然わかんないですよー」
 私は文句を言うなつねをいなし、適当に泳ぐように言ってみた。
「うー……」
 が、なつねはどうやら泳ぎ方が根本的に分かっていないようだった。何度も水に飛び込もうとするが、その度に水を恐れるように腰が引けている。
「……それじゃダメね。こっち来なさい」
 私はなつねをプールサイドの側まで連れていき、プールの側面に手を付けさせた。
「……まずは水に身体が浮くという感覚を覚えなさい」
「あぅ。でも、こんな水吸った服着てたら……」
「……そんな事は聞いてないわ。ここに手をついたまま、バタアシの練習でもしなさい」
「うぅー。横暴ですー……」
 文句を言いながらも、なつねは私の言った事はちゃんと聞く。
 なつねはプールサイドに手を掛けて、身体を真っ直ぐに伸ばして水に浮かせる。それから、私の指示通りバタアシを始めた。
「はぅ〜……」
 下手糞なバタアシだった。無駄に動きが大きくて水がばしゃばしゃ跳ねる。
「…………」
 無駄に動きが大きいから、さっきまでは見えそうで見えなかった、なつねのスカートの中、下着が今ははっきりと見えていた。ちゃんと女の子ものの下着だ
 なつねは気付いていない。
 水気を吸った下着はぴったりとなつねのお尻に張り付いていて、その両山の形も、割れ目もしっかりと目で確認できる。
 白い下着は水に濡れたせいか透けていて、なつねの肌色というよりは、白に近いお尻の色までもがほぼはっきりと見て取れた。


 私はそっと人差し指をお尻の割れ目へと近づけた。
 なつねは気付かない。
 頑張ってバタアシの練習をしている。
「…………」
 私は意を決して、ぐっと指をお尻の割れ目の中央。お尻の穴目掛けて押し込んだ。
「んーっっ!?」
 いきなりの事に身を硬くするなつね。私は素早く叱責した。
「……注意を逸らさない! 集中しなさい」
「ふ、ふぁいっ………!」
 健気にも私の言った通り、なつねはバタアシを再開する。
 私は指に回転を加えて、なつねのお尻の穴を下着の上から刺激した。
「んぅっ……!」
 なつねは必至に喘ぎ声を押さえようとしてる。
「……もっとリラックスしなさい。身体にそんなに無駄な力を入れてたら泳げるはずなんてないわ」
「だ、だって……」
「……力を抜きなさい」
「は、はいぃっ……」
 私はなつねの下着をずり下ろした。
「あ!? あぁっっ!?」
 まるで日焼けしていないお尻が露になると、なつねは女の子のような悲鳴をあげた。
 可愛いお尻。
 滑らかで、白くて、染みとか汚れなんて全然ない綺麗なお尻。
「や、やだっ!?」
「……なつね?」
 プールサイドから離れかけたなつねの手を押さえ、私は耳元で少し脅すように言った。
「……バタアシ……続けなさい?」
「はぅ……」
 私がそう言うと、なつねは顔を真っ赤に染めながらも、諦めたようにバタアシを再開した。


 私はなつねのお尻の割れ目を左右に広げて、その中央の小さな窄まりを人差し指で突付いた。
「ふぇっっ……!?」
 なつねの身体はまた強張る。
「……緊張したら駄目。力を抜きなさい」
「は、はぃ……」
 いつもはどこかズレているなつねも、さすがに語尾は小さかった。一人前に羞恥心を感じているらしい。
 お尻の穴に当てていた指を、私は差し込むつもりで力を入れて押し進めた。
「あ、あぁっ、やっ!?」
 なつねは身を捩る。
 なかなか指は入らない。
 私は強引に力をいれ、更に指を推し進めた。
「んっっ……!?」
 ずぶ……と、指はなつねのお尻の穴を無理やりこじ開け、そのまま勢い余って根元まで差し込んでしまった。
「う、うぁ…………! だ、だめ………」
 指を差し入れた瞬間、なつねは両脚を、全身をぴんっと伸ばして震えた。バタアシも止まっている。
 キツい。
 なつねのお尻は私の指先を、まるで食い千切るかの如く、ギチギチと締め付けてくる。
「……なつね。力を抜いてバタアシを続けて」
「うぅ〜……」
 なつねは何とかバタアシを再開した。が、指の締め付けは一向に緩まない。
 バタアシの度に、私の指はなつねのお尻の穴にぐにぐにと揉み解される。私の指が揉まれているという事は、同じだけの刺激をなつねのお尻の穴も受けているのだ。
「んぅ……」
 身を捩ってバタアシを続けるなつね。
「……だから力を抜きなさい。全身の、お尻の力を抜きなさい」
「はぅぅ………」
 なつねが呻くと、お尻の穴は僅かだけど緩くなった。
「……そう。もっと力を緩めなさい。でもバタアシも忘れちゃ駄目よ?」
「は、はぃ……!」
 なつねの身体が少し水辺に浮く。というのも、さっきまではやや沈み気味だったのだ。身体が浮いたのは、余計な力を抜いた為か。
 お尻の穴も緩くなった。
 私は緩くなった穴の中を指で掻き回した。
「あっ!?」
「……力を入れちゃ駄目」
 私はぐりぐりと指を掻き回した。


 どれくらい暫く掻き回していたか。
 私にお尻の穴を掻き混ぜられながらバタアシを続けるなつね。
 お尻の穴は本当に柔らかくなってきていた。引っ張れば、穴はある程度までなら広がりもみせる。もう一本くらいは指が入りそうだ。
 そう思い、私は今差している人差し指に加え、中指をお尻の穴に当てた。
「んーっっ!?」
 人差し指でお尻の穴を広げ、広がっている穴に中指を押し込むと、二本目の指も捻じ込む事に成功した。
「うぅ…!」
 なつねのお尻の穴は、指を二本差していてもまだ余裕があった。もう一本くらい入りそうだったが、私はそれよりも面白い事を思いついていた。
「ふぁっ!?!??」
 私は差し込んだ二本の指を『V』の字に開いた。可能な限り、ギリギリまで開いた。
「つ、冷たっ……!?」
 二本の指によって、なつねのお尻の穴は限界まで開いている。
 そこからプールの水が、なつねのお尻の中へと流れ込み始めた。
 ただの水ではない。
 なるべく海の水に近づけようという思想で設計されているため、このプール内の水は全て海水だ。
 どんどんとお尻の穴へと流れていく。
「ふぁ!? な、なにこれぇーっっ……!?」
 なつねは今、自分が何をされているのかも分かっていないだろう。ただ、お尻の穴が冷たくて、異物感を関している程度だ。
 気付いた時にはもう遅いのだけれど。
「……ほら。バタアシ忘れてるわ」
「はぅぅ〜……!」
 私が指摘してやると、なつねはまた泣く泣くバタアシを再開した。
 お尻の穴へと海水は流れ込んでいく……。


 5分程経った。
「んぅっっ!?」
 さすがに入れすぎたかと思い、私は指を引き抜いた。指を引き抜くとき、お尻の穴が捲れる感触があったのか、なつねは可愛らしく喘いだ。
「……はい。もうバタアシはいいわ」
 私はなつねの下着をお尻に戻してあげてそう言った。
「はぁ……」
 くたくたになったなつねは、プールサイドに手をついたまま、バタアシをやめて、足を水底についた。
「……なつね。トイレにいきたくない?」
「はぇ? なんでですか…………んっっ!?」
 なつねは急におなかを押さえて、身を捩った。
 効いてきたようだ。なつねは今、強い便意を催している。海水があんなに入ったのだから無理もない。
「あ、あの……」
「……なに?」
「ト、トイレいっていいですかぁ……?」
 水の中でセーラー服姿で、おなかを押さえて便意に悶えるなつねは本当に可愛く見えた。
「……もう少し我慢してなさい」
「ふぇー…………………うぁっっ!?」
 なつねのおなかがきゅーっと鳴る。たまらず、なつねは身体を縮こまらせた。
「……とりあえず、水から出ましょうか」
 私はなつねを連れて、プールサイドに上がった。


 プールサイドに這い上がったなつねは、そのまま四つん這いの姿勢のまま固まっていた。
「……どうしたの?」
「で、出ちゃう………漏れちゃうっっ…………!」
 なつねは顔を真っ青にして、がたがたと震えていた。いくら感性のズレたなつねでも、人前で排便姿を見せるのは耐えられないらしい。
 おなかからはごろごろとした低い音が鳴っている。後、どれくらい我慢できるのだろう。
「……我慢してなさい」
「あ……」
 私は便意に悶えるなつねの後ろに回った。四つん這いのなつねは、まるで私にお尻を突き出しているようでもあった。
 女のコのようななつね。セーラー服を着たなつね。
 そっとなつねの内腿に触れた。なつねは鳥肌を立てていた。便意は相当切羽詰っているらしい。
「ふぁ……?」
 私はなつねのスカートを捲って、白い下着を露にした。水を吸った下着は相変わらず、お尻にぴったりと張りついている。
 下着のお尻の穴の部分を引っ張り、私はそこをハサミで小さく二度切った。小さなひし形の穴ができた。
 なつねのお尻の穴はずっとひくひくとしている。

 ぶぴゅ。

「あっっ!?」
 湿った音とともに、ほんの僅かだけど、お尻の穴から茶色い水が迸った。
 白い下着に少しの染みが広がる。
「……なつね、漏らしたわよ。少しにおう………」
「〜〜〜〜!!」
 私の言葉になつねは耳まで真っ赤にして塞ぎ込んだ。
 それよりもお尻の穴がひくひくと収縮していて、また漏らしてしまいそうだった。


「あ、だ、だめっ………漏れちゃうっっ!!」
 なつねのお尻の穴が開きかける。
「……っ」
 私は下着に開けた穴へ、お尻の穴へと、予め準備してあった『ネコの尻尾』の根元の部分を差し込んだ。いきなりのお尻の穴への侵入になつねは息を呑んだ。
 私はすかさず尻尾を両手で握り締めた。
「ふぁっっ!?!??」
 しゅーっと空気がお尻の穴に差し込んだ根元、バルーンの部分に送り込まれる。尻尾を握る度にお尻に差した部分が膨らんで、抜けないようになっているのだ。
 何度目かの空気を送り込んで、私は試しに尻尾を引っ張ってみた。
「あんっっ!?」
 なつねの黄色い悲鳴が響くが、尻尾は抜けなかった。括約筋に大きな力が加わったための悲鳴だろう。
 私はセットになっていた『ネコの耳』型のカチューシャを、なつねの頭に付けてやった。
「うぅ………おなかが………漏れちゃう………!!」
 セーラー服姿でネコの耳と尻尾を生やして、なつねは耐えがたい便意に両手でおなかを押さえて蹲っている。
 また、なつねのおなかからきゅーっと音が鳴った。


「ふああぁっっ!!?」
 私は何の予告も無しに、尻尾を思いっきり引っ張ってやった。
「〜〜〜〜!!」
 いきなりの衝撃になつねは両手でお尻を押さえてのた打ち回った。少し痛かったのかもしれない。
「……なつね?」
「は、はぃ…………」
「……そのまま、ここで自慰しなさい」
「へ?」
 間の抜けた声を出すなつねに、私はもう一回尻尾を引っ張った。
「あんっっ!?」
「……しなさい」
 私が冷たく言うと、なつねは涙を溜めた目で私を見上げて言った。
「む、ムリですっー。お、おなか痛くてそれどころじゃないのにっ…………あんっ!?」
 再度、尻尾を全力で引っ張り上げると、なつねはまた可愛く喘いだ。
「い、いたっっ…………お尻が痛いぃっ………」
「……痛いのが嫌なら自慰なさい」
「うぅ……」
 なつねは四つん這いの姿勢のまま、右手をスカートの中へと伸ばした。


「はぅぅー……!」
 なつねは私に尻尾を捕まれ、強制された便意に耐えながら、四つん這いの姿勢で自慰をしている。ネコの耳と尻尾を付けているためか、私にはこれがペットのように見えて仕方が無い。
 自慰しているなつねには何も言わず、私は尻尾を引っ張った。
「はみゅっっ!?」
 なつねはまた黄色い声を上げる。
「……自慰を続けなさい」
「うぅ………だめですー…………トイレに………トイレにいかせてくださいっ………」
 おなかをごろごろと低く鳴らせているなつねは、いつのまにか手の動きが止まっていた。
 私は右足をなつねのお尻の右山に当てて、根っこ抜きの要領で、思いっきり尻尾を引っ張ってやった。
 ぴんっと尻尾が真っ直ぐになる。
「うぁんっっ!?」
 背筋を伸ばして、なつねは絶叫した。なかなか面白い。
「……自慰を……続けなさい………」
「ひくっ………ひくっ…………うぅっ………お、鬼ですー……」
 嗚咽を漏らしながらも、なつねは自慰を再開した。
 ネコみたいで可愛い。


 最初は楽しかった自慰鑑賞も、なつねがいつまで経っても射精しないせいで、私もいい加減飽きがきていた。
「はぅっ………」
 私は尻尾を引っ張って、なつねを仰向けに寝転がし、尻尾の先端にあるスイッチを入れてみた。
「ふ、ふぁっ……!?」
 ブーン……と、尻尾全体が電動し始めた。
「ん……んぁぁ…………おなかが……おなかがぁ………!」
 なつねは身体を丸めて振動に耐える。海水を浣腸されたなつねにとって、この振動はどれくらいの苦痛があるのだろう。
「……苦しいでしょう? 出してもいいわ。許して…あげる……」
「う……うぅ…………尻尾ぉ………」
 ひっくひっくと泣きながら、なつねは私に哀願する。
「……自分で抜きなさい。ただし手を使わずに……ね」
「うぅ。そんなの…………非道いですー………」
 なつねも私が何を言いたいのか分かったらしい。ここで自分で気張って尻尾を掃き出したら、絶対になつねはその勢いで排泄をしてしまうだろう。それ以前に膨らませたバルーンで栓をしているのだから、掃き出される事はないだろうが。
「ヤ、ヤですよ………」
「……そう?」
 私はもう一度なつねを仰向けに寝かせて、身体を伸ばさせた。


「う……うぅ………!」
 プールサイドではなつねの呻き声と、バイブレーターの音と、なつねの腸が煽動する音だけがさっきから響いている。
「はぅ……おなか…苦しいですっっ……!」
 私は尻尾の先端にある、二つ目のスイッチを押してみた。
「んうっっ!?」
 なつねは腰を撥ね上がらせた。
 今のスイッチは差し込まれた尻尾の根元がおなかの方に折れ曲がるスイッチ。なつねの前立腺を刺激、いや、刺激というよりは前立腺を圧迫するためのスイッチだ。
「な、なにっっこれ!?」
 なつねは何度も腰をバウンドさせて、悶えている。
 機械が無機質に、強い力で何度も前立腺を押さえ付けているためだ。なつねは両手で股間を押さえてびくびくと悶絶していた。
「……便意に耐えている時に、そこを刺激されると堪らないでしょう?」
「ぁ……はぁっっ……!!」
 そろそろか。
 私はなつねの両手をどけ、スカートを捲り上げた。
 なつねの下着の前の部分は勃起により、テント状になっていた。
「あっ! あ! 〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 大きくなつねが身体を撥ねさせると、そのテント状の先端に染みが広がった。
 なつねはびくびくと痙攣する。
 射精しているのだ。


「う、うぁぁ……」
 なつねが射精しても、私は前立腺を圧迫する尻尾の動きは止めない。
「ふぁ………と、止めて…くらさいぃ………お、おなかが苦しいっ…………」
「……それは苦しいでしょう」
「………ぁ………あぁっっ……!?」
 私はなつねの尻尾を引っ張って、プールサイドまで引っ張っていった。
 手摺を掴ませてしゃがませ、水面にお尻を向けるような格好をとらせた。
「……今から尻尾をぬいてあげるわ」
「うぅ……」
「ただし、栓を抜いてから1分は我慢しなさい。我慢できなかったら、もっと非道い目にあうわ」
 なつねは荒い息を吐くだけだった。
「……なつね」
「あんっっ!?」
 尻尾を引っ張ると、なつねは背筋を伸ばして悲鳴をあげた。
「……返事は?」
「は。はいぃっ………我慢するですっ……」
 私はその返事に満足し、ゆっくりとバルーンの空気を抜いてやった。


「う、うぅっっ………!!」
 プールサイドの手摺に手をついて、水面にお尻を向けたまま、便意に耐えるなつね。びしょびしょに濡れたセーラー服がなんとも可愛らしく見えた。
「……下着は下ろしておいた方がいいでしょう?」
 私はなつねの下着を膝までずり下げて、丸いお尻を剥き出しにした。
「うぅ。あ、あの、ゆーりさん………」
「……ん?」
 なつねが珍しくおどおどした表情を見せて、私を見上げている。
「も、もしかして、ここで……プールの中にさせる気ですか?」
「……ええ」
「うぅ。鬼ぃ……! こんなトコでしたら、プールに混ざっちゃうぅっ………はうっっ」
 なつねは身を硬くして小さく震えた。

 ぶっ、とお尻から音が鳴って、水面に茶色い液体が迸った。

 それはすぐにプールの水と混ざって見えなくなった。
「……後30秒。我慢しなさい」


「………後5秒」
「はぅぅっ……!!
 なつねは全身をぶるぶると震えさせて、手摺をぎゅっと力一杯掴んで、水面にお尻を向けて座っている。
「………4、3、2、1………………………はい、出してもいいわ」
「〜〜〜〜〜〜〜〜!!」

 ぶしゅーっと、なつねのお尻の割れ目から茶色い便液が噴き出した。

「うぅっっ!? はふぅ! み、見ないで………うぅ〜〜〜〜!! や、やだぁっ………!」
 噴き出した便液は、どぼどぼと水面に落ちて、プールの水と混ざっていく。

 ぶびっ。
「〜〜〜〜!!」

 不意になったおならの音に、なつねは顔を真っ赤にして泣き出した。
 その間にも、便液はプールの水に掃き出され続ける。
 掃き出される便液に混ざっていたのだろう。水面にはプカプカと小さな便塊が浮かんでいた。水も薄く茶色く濁っている。
 段々と便液に勢いがなくなってきた時。

 ぶっ。
 塊が水に落ちた。

「う、ううっっ……!!」
 なつねのお尻からは小さな便が、ぼとぼとと落ちる。その時一緒にぶっとおならが鳴ったりして、なつねは嗚咽をもらして泣いていた。


 カタカタカタ……。
 エアコンの音が心地良い。
 私は本を読むのをやめ、絨毯の上に寝転がっているなつねを見下ろした。
 セーラー服は現在乾かしているため、なつねが今着ているものはウェイトレスの制服だ。
 私が着ろと言ったら本当に着た。相変わらずその感性はよく分からない。女装させられるのは嫌ではないようだ。
 が、なつねはいつもの元気はなく、頭を抱えて、床に突っ伏している。
「……面白かった?」
 私の一言になつねはうーっと唸って顔をあげ、不機嫌そうに私を睨んだ。
「ゆーりさんはヘンタイです……」
「……プールの中に排泄するのは変態ではないの?」
「う、ううっ……!」
 そう言ってやると、なつねはまた泣き出して頭を抱えて塞ぎ込んだ。

 良い1日だった。