ミステリーとしては邪道ですが、
この六件島の事件全てが須摩寺家(霧江・縁寿の実家)による計画皆殺し事件なら、
・何故、今年に限って事件が起きたか。 ・何故、碑文の謎を解けば殺害をやめるという脅しがあるのか。 ・何故、碑文にそった連続殺人が起こるか。 ・何故、あんなに大量の殺害を、それも一瞬でこなせるか。 ・何故、毎回、殺害順序が違うのか。 ・何故、島に18人しかいないという赤文字に抵触しないか。 ・また、事件の動機についての説明。 |
この全てを説明できます。
まず、動機から。また、何故今年に限って事件が起こったのか。
今年の特別な理由は縁寿が来なかったこと。
あの島には事件年には、縁寿以外の全ての親族が集中しています。
この状態で六軒島の親族全てが死ねば、
自動的に遺産は縁寿のものとなりますが、3歳の縁寿はそれを扱えず
実質、保護者である須摩寺が自由に扱えることになります。
また、それならば一気に18人を皆殺しにするほうが早いのではないか。
何故、わざわざ少しずつ殺し、また碑文を解かせようとするのか。
→須摩寺は黄金を欲しかったから。
謎を解けば、連続殺害を止めると言えば、
必死になって碑文の謎を解こうとする可能性があります。
特に親族にしか解けない謎である可能性もあるので、
須摩寺としては脅迫して謎を解かせようと思った。
(もちろん、最終的には皆殺しにするつもりだったのかもしれない)
須磨寺からすれば、誰が謎を解いてもいいので、
殺す順番も毎回無作為。
ただし、須摩寺が事件を起こすために島の誰かと内通していた可能性はあり。
江羽か、楼座か。
もちろん、完全な同盟関係ではなく、お互い用がなくなれば、さっさと処理する算段だったと思う。
「島には部外者は一切いなかった」
「何故、短時間であれだけの殺害が可能なのか」
島にはいなかったかもしれませんが、島の外にならいたかもしれません。例えば船の上。
須摩寺は金持ち。
自分で手配できる船や、また殺しをする人間も雇えることは作中からも察しの通り。
島の外、つまり船上に殺害部隊を待機させておき、
頃合を見て、島の連中を少しずつ殺害。
一気に殺害しないのは、上にある理由の通り。
どうでしょうかね。