うみねこ推理。
ただし、これは1週目を終えた時点のものです。
現在(2009.04.05)は4週目まで出ているので
この推理が既に誤りであると説明されている可能性もあるのはご了承ください。
魔女はおらず、かつ、これが不可思議などなにもない殺人事件と仮定した場合の犯人推理。
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「チェス版をひっくり返すように」
この言葉がよく出てくる。
そして、このゲームは作者からプレイヤーへの謎かけである。
では文字通り、プレイヤーとしてではなく、
作者の立場にたって、この物語を推理していく。
まさしく、チェス版をひっくり返すように。
では、まず、作者としてはこれが
「ひぐらし」に次ぐ新作ということから、
ひぐらしと同一の解ではないでしょう。
そんなことを作者は望まない。
では、作者からの謎かけということで、まずはストーリーではなく、ゲームそのものの分析から行います。
以下、特に気になる部分が数箇所にわたってあった。
これがバグかどうかわからないけど、仮に仕様だとするなら、決定的だと思う部分。
一部のシーン、特に「血」を連想させるシーンは画面が赤暗くなる。
このとき、画面の文字色に変化はない。
にも関わらず、この画面中に「バックログ機能」を使うと過去メッセージが全て「真っ赤な文字」になっている。
そして、次のシーンに進んだ瞬間、そのバックログを読み直しても赤文字などにはなっていない。なぜか元に戻っている。
バックログのみに現れる赤文字。
これがなにかを示しているのかもしれない。
魔女の奇跡について。
・黄金が与えられる。 ・死者は生き返る。 ・失われた愛は取り戻される。 ・魔女は再び眠る。 |
これは1週目で全員が死に、2週目になると全員が生き返って、
再び物語が始まるということではないでしょうか?
つまり、2週目のうみねこは、1週目で全員が死亡したあと、魔女の奇跡が成就されて、
生き返らされた世界なのかもしれません。
次に、第2の晩、絵羽と、秀吉が部屋にかえるシーンの物語的な矛盾について(作者の意図があり?)。
何故、この時点で誰もあの宝探しの碑文で
最初に6人殺されることを書いていたのを指摘しないのか。
碑文には6人が生贄にされると書いてある。そして6人が死んだ。しかも、その碑文の話は前日にしてたばかり。
通常の思考であれば、まず、この時点でまっさきに関連性を疑う。
実際プレイヤーの多くも、6人死んだ時点で、碑文との関連性を思い浮かべたんじゃないでしょうか。
にも、関わらず、あの時点で11人がいたのに、誰もそれに考えが及ばない。
11人ですよ、11人。
誰か1人くらいは思い浮かぶでしょう?
これは極めて不自然である。
次の夜には愛される2人が殺されると言っていた。
こんな怪文書がある以上、絵羽夫婦が2人で部屋に戻る(戻す)のはありえないのではないか?
誰か反対するはず。不自然である。
つまり、この物語そのものが、作者からの「メッセージ」である可能性を疑う。
※ただし、異常事態故に極々基本的なことに気が回らなかった可能性もあり。
※あるいは作者のストーリー構築のミスの可能性はあるにはあるが、
これを言い出しては推理するものも推理できないので、全て作者の意図的な配慮であるという前提で解く
→つまり、この時点で誰も碑文に気づいていないのはきわめて不自然であると。
→最初からこの物語そのものが出来レースの可能性?
以下、気になる点の個条書き。
キャラ説明画面に入る死人の説明は真里亞かベアトリーチェのセリフ?
戦人は
「ひぐらしの鳴く頃に」
を小説で読んだといっていた。
つまり、戦人はひぐらしのストーリー、および登場人物、さらに結末を知っている。
作中しきりに
「ベアトリーチェは”い”る」
といわれている。
”い”を強調したいだけで、単に格好つけた文章なのかな?
「”い”る」
というのは伏字であると見た。
「?い?る」
という、隠された単語かもしれない。
第3の夜、
「我を称えよ」
に関して。何故、これだけ紙でかく?
他の晩は全て行動で示したのに。
全員がこの殺人は碑文が絡んでいると(ようやく^^)気づくシーン。
夏妃さんが銃を4人の容疑者?に対して構えたシーンについて。
「ベアトリーチェは”い”る」
「ベアトリーチェはずっと私達を見ていた!」
としつこいくらい何度も言う。
もしかして。
これ、夏妃の言葉を使って、
「この文章を書いた人間」が「読み手」にあてているのでしょうか?
理由→しつこく言い過ぎている
→チェス版をひっくりかえすと
→作者の意図を考えると。
→プレイヤーへの印象を与えたい?
前述のように、キャラ紹介画面では
殺された人間にはベアトリーチェの説明がある。
「殺された人間がベアトリーチェと一緒に楽園にいる」
という前提でこれを見るならば、
確かにプレイヤーはベアトリーチェの言葉をこんなところで見ていることになる。
1週目をやった感想はこんなところでしょうか。
ちなみにバックログの赤文字が
バグだっていうのなら
こんな作者との知恵比べゲームでは問題です。
推理ゲームという前提のせいで、バグかどうかがわからないですねw
しかし、霧江のセリフでこうありました。
「チェス版をひっくりかえす」法則は
ノイズに弱いと。
相手が疲れていて最善手を打てなかった場合などに、それがゆらぐと。
それは暗に「作者自身のバグは見逃してね♪」という意味かもしれませんw
このゲームのバックログシステムや、戦人の
「ひぐらしの知識」を完全に無視して、
なおかつ、これは殺人事件であるという前提で解くならば。
安易に予想できる犯人候補:
留弗夫、霧江、楼座の3人の誰か、あるいは共犯?
1週目だけを見るなら、この3人は全ての事件は起こせます。
最初に6人殺されたシーンだけど、
紗音、郷田、蔵臼と違い、
留弗夫、霧江、楼座の3人は顔を全てつぶされている。
あらかじめ、殺人事件を起こすつもりで
荷物に最初から空港から別人の死体をカバンなどにつめて持参する。
顔をつぶす。
自分の服を着せることで
その死体を自分だと思わせられる。
すると、あとは自分は死んだと思われるので
館を自由に動き回れる。
(かまいたちの夜の田中さんと同じ)
郷田の死体から鍵を奪ったのなら、鍵も手に入る。
この3人なら、
絵羽夫婦の密室殺人事件のトリックも起こせます。
まず、絵羽夫婦を殺害。
その後、チェーンをかけ、密室を作り上げ、自分は脱出せずに、ベッドの下にでも隠れますか。
そのあと、いつもの連中がやってきて、チェーンを破壊して、絵羽夫婦の死体をみて驚く。
で、ボイラー室から匂いがするので、全員そちらに移動。
この間に絵羽夫婦の部屋から逃げるもよし。
これで密室殺人事件のできあがり。
不自然な部分。こんなトリック、そこいらの推理モノでもやってるし、
まず、密室殺人事件であるなら、最初にこのトリックを疑うべきでしょう。
ところが、生存者の誰もがこのトリックを疑わない。何時間考えても、思いつかない。
このトリックがあってるかどうかは別として、
まず、普通はこんな奇怪な事件がおきているなら、
死んだと思った最初の6人の死体をちゃんと本物かどうかチェックするべきだ。
それもしないで、とけないとけない、といっている。
作者が都合よくキャラを動かしているのかもしれません。
このトリックについて。
「チェス盤を作者側にひっくりかえすと」
作者側の視点で見ると、こんな単純に思いつくトリックでは、
読者を満足させられないと考えるだろうから、これはない。
その他
時計の針が鍵に見えた。
賢者とはプレイヤーのこと?
何故、今年事件がおきた? 去年じゃなくて今年。
碑文、なぜ、一部だけが殺人に使われる?
少し休んだら、2週目に入ります。
アリコレとしては、推理1の世界矛盾説を推します。