1つ上に戻る


数字の限界に挑戦してみました。-

 

 

数学に興味ないヒトほど見て欲しいコラムです。

ちょっと面白かったので。

興味あるヒトももちろん、見てってー。

 

ちょっと数字で遊んでみました。

123456789×9=1111111101
12345678×9=111111102
1234567×9=11111103
123456×9=1111104
12345×9=111105
1234×9=11106
123×9=1107
12×9=108
1×9=9

なんだか、キレイに並んでいますね。
普通なら、これ以上数字が減らせないので、ここで計算は終わりなのですが…。

考えてみました。

123×9……12×9……1×9………
計算は終わりだけど、強引にこの次の式を作ると
この流れでいくと、この次はどんな式になるの?

0×9? その次は? -1×9? その次は-12×9?
そんな単純に考えていい?

色々と考えてみました。
この数字の羅列、右辺(右側の答え)にも法則があるんじゃないかなって。

すると並べていると、あることに気づきました。

12345×9=111105
         ↓ (+1-100000)
1234 ×9=11106
        ↓ (+1-10000)
123  ×9=1107
       ↓ (+1-1000)
12    ×9=108
      ↓ (+1-100)
1     ×9=9

気づいたんですけど、
【111105】が次の式、【11106】になるには、
111105に1を加え、100000を引く必要があります。

そしてその次の式、
【11106】が次の式、【1107】になるには、
11106に1を加え、10000を引く必要があります。

同じく、
【1107】が次の式、【108】になるには、
1107に1を加え、1000を引く必要があります。

【108】が次の式、【9】になるには、
108に1を加え、100を引く必要があります。

要するに、1つ進むごとに、引く数が10分の1になっていってます。

この流れでいくなら、
1×9の次の式の答えは

123  ×9=1107
      ↓ (+1-1000)
12    ×9=108
      ↓ (+1-100)
1     ×9=9
      ↓ (+1-10)
?     ×9=0

もちろん、この場合、の部分は0です。

でも、ここで終わらず、さらに突き進んでみます。限界までいくのがありこれ式。

123  ×9=1107
      ↓ (+1-1000)
12    ×9=108
      ↓ (+1-100)
1     ×9=9
      ↓ (+1-10)
0     ×9=0
      ↓ (+1-1)
?     ×9=0

今回のの部分も、もちろん0です。0×9が2回続いた?
しかし、さらに、さらに進めています。
引く数を10分の1ずつしていくのだから
この次に引く数は0,1であってますよね? その次は0.01ですよね。

いっきに答えを並べていってみます。

123  ×9=1107
      ↓ (+1-1000)
12    ×9=108
      ↓ (+1-100)
1     ×9=9
      ↓ (+1-10)
0     ×9=0
      ↓ (+1-1)
0     ×9=0
      ↓ (+1-0.1)
?
  ×9=0.9
        ↓ (+1-00.1)
?
  ×9=1.89
         ↓ (+1-000.1)
?
  ×9=2.889
          ↓ (+1-0000.1)
?
  ×9=3.8889

では?の部分をうめてみます。
 

123    ×9=1107
      ↓ (+1-1000)
12     ×9=108
      ↓ (+1-100)
1      ×9=9
      ↓ (+1-10)
0      ×9=0
      ↓ (+1-1)
0      ×9=0
      ↓ (+1-0.1)
0.1   ×9=0.9
        ↓ (+1-00.1)
0.21   ×9=1.89
         ↓ (+1-000.1)
0.321 ×9=2.889
          ↓ (+1-0000.1)
0.4321×9=3.8889

わ、なんか、法則ありげな数字がでてきた!! ってかんじになりました。

さて、今まで出たところを全て一覧にしてみます。

123456789×9=1111111101
12345678×9=111111102
1234567×9=11111103
123456×9=1111104
12345×9=111105
1234×9=11106
123×9=1107
12×9=108
1×9=9
0×9=0
0×9=0
0.1×9=0.9
0.21×9=1.89
0.321×9=2.889
0.4321×9=3.8889
0.54321×9=4.88889
0.654321×9=5.888889
0.7654321×9=6.8888889
0.87654321×9=7.88888889
0.987654321×9=8.88888889

0×9が2つあるのが気になりますが、だいたいキレイに並びました。
さて、しかし、限界まで挑戦するのがアリコレ式。
本来はここで終わりです。1ケタの限界数は10進法では9ですから。
しかし、ここで強引に1ケタに10という数字が入ったAという数字を考えてみます。
(10進法ではありえない数字ですので、概念的にお考えください)

すると
123456789×9=1111111101
よりもさらに大きくなった式は
123456789A×9=11111111100
になりますね。

ただし、A=10であるので
これを10進法に戻します。
すると、いま、Aのある1の位の部分は0となり、
10の位の9の部分に+1されます。
9に+1されるので、繰り上がり、0になります。
このため、100の位の8が9になります。

つまり
123456789A は正しい10進数であらわすと
1234567900 になります。

有名な式、
12345679×9=111111111
これが何故成立するかを偶然という方もおられますが、

1234567900 × 9 = 
123456789A × 9 = 11111111100

両辺を100で割ると
12345679×9=111111111
になりました。

 

更に更に限界を超えて、1ケタに11という数字の入ったBを想定します。

123456789A×9=11111111100
なのだから。
123456789AB×9=11111111110(-1)
になりますね。
(最後の桁は1ケタにムリヤリ-1という数字が押し込められたと思ってください)
最後の1ケタはマイナス1なので、これを正しい10進法に戻すと、
123456789AB×9=11111111110(-1)=111111111099
となりました。

この考えを当てはめてみました。
一気に並べますねー。

123456789ABCDEFGHIJK×9=11111111111111111110(-10)
123456789ABCDEFGHIJ×9=1111111111111111110(-9)
123456789ABCDEFGHI×9=111111111111111110(-8)
123456789ABCDEFGH×9=11111111111111110(-7)
123456789ABCDEFG×9=1111111111111110(-6)
123456789ABCDEF×9=111111111111110(-5)
123456789ABCDE×9=11111111111110(-4)
123456789ABCD×9=1111111111110(-3)
123456789ABC×9=111111111110(-2)
123456789AB×9=11111111110(-1)
123456789A×9=11111111100
123456789×9=1111111101
12345678×9=111111102
1234567×9=11111103
123456×9=1111104
12345×9=111105
1234×9=11106
123×9=1107
12×9=108
1×9=9
0×9=0
0×9=0
0.1×9=0.9
0.21×9=1.89
0.321×9=2.889
0.4321×9=3.8889
0.54321×9=4.88889
0.654321×9=5.888889
0.7654321×9=6.8888889
0.87654321×9=7.88888889
0.987654321×9=8.88888889
0.A987654321×9=9.888888889
(0.A987654321=1.0987654321)
0.BA987654321×9=10.8888888889
0.CBA987654321×9=11.88888888889
0.DCBA987654321×9=12.888888888889
0.EDCBA987654321×9=13.8888888888889
0.FEDCBA987654321×9=14.88888888888889
0.GFEDCBA987654321×9=15.888888888888889
0.HGFEDCBA987654321×9=16.8888888888888889
0.IHGFEDCBA987654321×9=17.88888888888888889
0.JIHGFEDCBA987654321×9=18.888888888888888889
0.KJIHGFEDCBA987654321×9=19.8888888888888888889
0.LKJIHGFEDCBA987654321×9=20.88888888888888888889

ここまできたら、あとはこの流れのまま、無限に進むのかな。

ちなみに
123456789ABCDEFGHIJK×9=11111111111111111110(-10)
ってのを、正しい数字で表すと、まず右辺は
111111111111111111090
になるので、これを9で割ると、正しい左辺が表示されます。

123456789ABCDEFGHIJK×9=11111111111111111110(-10)

12345679012345679010×9=
111111111111111111090
 

 

面白かった?

 

1つ上に戻る